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墓地にて観ずる、死者への冒涜
相続において一番重要なのは骨。
パワーストーンの効能を知ってるなら、誰だって分かる。
⇒ パワーストーンの効能について
そんな大切な骨を、なぜ遠くの墓所まで持って行かなくちゃならないのか?
皆分かってるのか、その骨に、如何に多くの想いが遺されているか…
一つ前の記事に描き記してみた
⇒ 死者の声を聞くのは誰?
その想いを、家の傍ではなく
なぜ遠くの地に追いやってしまうというのか?
あの場所に何かが化けて出るのは
きっと無念の想いが渦巻いているからだと思う。
「かえりたい、かえりたい」
生前の想い叶わず、ずっと墓石に閉じ込められる。
墓所に埋めたって何も生み出せない、そればかりか後世の子孫たちに
墓参りの手間と管理費を矯正させてしまうという大失態だ。
墓石の僅かに無駄な区画が、全国の人口の数だけ用意され、広大なリソースの無駄遣いを強いる。
墓石は死者を閉じ込める、循環しない「死」の場所として、墓石に延々と刻み込まれる。
とんでもない無駄だ。想いと土地の無駄死にだ。
生前の遺物としてずっと閉じ込められるんだ、想い叶わずして、だ。
「故・誰々の某 享年〜」
そんな碑文を立派に形に残させて
いったい誰が得するというのか?
墓所とは何だ? 何のために造られた?
墓石は何も生み出せない。
墓所は何も生み出さない。
来世への遺産を、何も生み出せない。
生前の想いを引き継いで、生まれ変わることすら叶わない
墓所は死者の牢獄でしかない
だから時々
想いに耳を傾ける
黒装束のカラスらが
死者の嘆きを運び去る
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- 2015年04月07日
死者の声を聞くのは誰?
生前、願いを持っていた人。こうしたい。あぁしたい。ついぞ願いが叶わなかった人。
「家に帰りたい、帰りたい」
ずっと繰り返していた。
おじいちゃんは、ずっと家族のことを心配していた。
家族のことを傍で見守っていたかったんだ。
見守って、たぶん少しでも家族の助けになりたかったのだ。
家には庭がある。
そこにお骨を埋めてあげよう(o _ o。)
そうすれば、おじいちゃんの生前の記憶を灯したお骨が
土の中で、土の中であの子たちが、土の中の微生物たちが想いを還元してくれる。
お骨の情報があの子たちの力で土に還る。雨で地下に運ばれる
その土壌で梅の木、お庭の木が育っていく。
毎年、実をつける。梅の花。そして梅。
おじいちゃんの骨の記憶が、土の養分になって、その養分で梅が育つ
その梅を、家族が食べる。
おじいちゃんの願いが、土の中の微生物と、梅の木によって、叶えられる…
死者の声は誰が聞く? 土。水、木。
そこに宿る微生物たち、精霊たち。
- 2件のコメント
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- 2015年04月06日
以前、お誕生日の話をしました。
⇒ 続・この日この時この場所で
これと同じように、記憶、その他の遺産を来世に相続するためには
死に場所、も重要ではないかと思ったのでした。
まどか☆マギカの冒頭の部分があるんだ。
このシーン、なぜか深層意識の中で、始まりを予感させる何かを感じた。
http://www.anitube.se/video/57350/Mahou-Shoujo-Madoka-Magika-01
(海外の無料動画サイトに飛ぶ、閲覧は自己責任)
自分はこの日、病院に出向いていた。
おじいちゃんが亡くなるという知らせを受けて、病院に出向いた。
深夜、誰もいない病院の廊下。蛍光灯の薄暗い灯り、静寂が辺りを包む。
そして、廊下に触れる自分の足音だけが、不自然に耳に響く。
この音。まどか☆マギカの冒頭の部分というのは、この音とそっくりだ!
そういえば、近代になって、人の命は病院で生まれることが多くなった。
死ぬ時も一緒、病院で息を引き取ることが多くなった。
生まれる場所も、死ぬ場所も、病院!? そんなふうに思わせられてる。
本来違う! 自然の中で生まれ、自然の中で息を引き取る! 全ての存在に見守られながら、様々な命の気配を感じながら、なのに…
今はなぜか、病室の白い壁、隔離された場所、不自然な静寂、聞こえるのは自分の足音だけ、に曲げられてるではないか!
孤独を感じるのは、まさに病室の中で、自分の息遣いしか感じられないからだ。
死も、生の瞬間も、深層意識の中で、誰も誰も、自分を迎えてくれる人が居ない!
孤独に死ぬんだ。病室で。
孤独に産まれるんだ。病室で。
その深層意識で人生を生きる時、人は孤独を何よりも恐れるようになる。
結果、孤独である自らを誰よりも不幸だと嘆き悲しむ。
これでは、この世を満足に生きることが出来ないではないか!
繋がりの中でこそ、完全な自分として活きられるというのに。
繋がりを絶たれては人など不完全で無駄死にだ。
近代の世はおかしな世界観だ。
死に場所は自然の土。海。
次に産まれる所もそこ。
命は繋がりの中で循環する。
繋がりの中で、自らの遺志が受け継がれる
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- 2015年04月05日
耳が遠くなってしまった、おじいちゃん。
歯が抜けて舌がまわらず、上手く話せなくなった、おじいちゃん。
いつものように、普通に話してみた。
何言ってるか聞こえない人みたいだった。伝わらないんだ。
逆もそう、おじいちゃん、ろれつが曖昧で、何を話してるの分からない
何を言ってるか、殆ど理解できない
同じ日本語を話してるはずなのに、通じ合う言葉がすれ違ってる。
!!!
「こんにちは、おじいちゃん具合はどうですか? あきのです分かりますか? お見舞いに来ましたよ。お元気にされてますか? 早く良くなって欲しいです」
↑ 長ったらしい文章にするからイケないんだ><
↓ だから、話し方を変えた。
「こんにちは」
「あきのだよ」
「お見舞い、来た」
「元気?」
「早く、良くなる、ね?」
一言、一言、単語だけ、
単語だけに全てを込めて伝える。
的確に、要点を、意志を、伝える。わかる。
そのように、話した
言葉のあまり伝わらない存在
赤ちゃんにも、
耳の聞こえない人にも、
違う言語の人にも、
人以外の動物にも
そのように、話してみたら…
一言、一言、単語だけ、
単語だけに全てを込めて伝える。
的確に、要点を、意志を、伝える。
聴く時も、たぶん一緒。
一言、一言、理解して、繋げて、意志を、汲み取って、
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- 言葉
- 2015年04月03日
夢の中でハッキリ見た。
イメージの創造の世界を…
想像とは、あいまいなものではなかった。
あれは既に、自分の心の投影の中で、イメージがはっきり出来上がってるんだ。
現実に触れられる「モノ」みたいに。
「夢」の中だと、それがはっきり見えるんです。
そして、絵を描いたり楽譜を書いたりするとき。感じたんだ。
既に出来上がったイメージの上に、透明レイヤーの紙を被せて、その情景をなぞっていた。
そうか! これが創作することの行き着く先。
無から形作ることが創作じゃなかったんだ。
先に、出来上がったイメージが有る。
それは夢の中だとハッキリ見て取ることが出来る(現実には大部分の人が覚えてないだけで…)
あとは、そのイメージを「現実」になぞっていくだけ。
なんと確実で、なんと手順がはっきりしているのだろう。
だって、そう!
目標となるお手本のような作品が、すでにイメージの中で出来上がってるんだ。
一度見たものを覚えてる人がこの感覚。その上をなぞることなんて、子供でも出来る。
線や枠のはっきりしたものなら尚更だ。
創作する、ということの、究極の段階を見た。
もしこの次元で作品を形にすることが出来れば、何かをイメージするだけで次々に創作物が生まれるようになる。
イラストでも、曲でも、そしてたぶん物語でも。
イメージをなぞっていくだけ。
創作とは、イメージをなぞっていくものなんだ!
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- 2015年03月27日