下積み時代

2019.12〜 mintOSカスタム
〜2020.09。。logic初期音源,bitwig等
〜2021.01。。reaper設定、調律、簡易木管、簡易ストリングス構築
〜2021.09。。CD制作、など
2021.11〜2022.09 本格ピアノ
2022.03〜04ビオラソロ
2022.05〜本格木管ソロ
2022.06〜曲制作など
2022.12〜本格ストリングス,ハープ等

これまでのMacとお別れして、最新式のパソコン(?)に買い換えてから。過去全ての音源が解体された、音楽方面での作業3年間、下積み時代。。
応援してくださる方々から養われていきてます。

限られた楽器のみでの作曲。


真に聴き手を思って奏でられた音

雅楽の発端は、神に捧げる音でした。
あまねくモノ。に敬意を。
その音は、生きている。

その瞬間に生きている。
冷凍保存された録音データじゃない。

機械の音楽は、本当に言葉の、文字の文化に似てる。
語られた音を組み合わせて意味を成したり、伝えたりする。

見落としがちなのは、構成される前の、その一音自体の意味。

やはり奏でられる奏者の、その音に対する意識が一番影響する。次いで、音の編集者の意図。

作曲家が触れる音は、その後のものです。

神の意識が反映された、自然そのものの音を残すようにして!(アナスタシア第3巻より)

というのは、音そのものの美しさを直に感じるのに、最も簡単な方法なんだろうと思います。
どんなに優れた技術も、奏法も、それ以上のものを込めることはできないから。

それ以上のものを込めることのできない音源で、それ以上のものを形作ろうと欲することをせず、そのものを味わい、そのまま表現することが早いのです。


音源構築の終末

電子楽器、使う分だけ再構築。
プレイヤーやエンジニアの意図を感じながら、やっていってました。

これ、時間的に無駄が多く、その間の生活を別に考えなければならない。かなり負担。周囲に大変ご迷惑をおかけしました。

身体的な負担も大きいし、で、その間の成果は全くないわけですし、再構築したからと言って、良くなるわけではない()し。

今回の主は、あまりに演奏家さんに対する敬意の足りない製品版な音源だったので、見違えるように良くなりました。ただしコスト。何度も言う、再構築に一年以上は棒に振っている。

時間的なコストは、本当に考えます。
一生使うか?と問えば、使うかもしれないけれど、それをかけるほどでもない、と言う答えも返ってきます。

そもそも20年前の44100hz16bit規格の一生もののはずだった音源は、今はおもちゃレベルの扱いになってますし、だいたい12年前に24bitが主流になってから、音質は劇的に向上された。以降はそちらの新しい規格が標準。

さて現在の規格48000hz24bitは、人間の可聴領域で言えば十分すぎるほど綺麗です、そもそも機械で出す音はラフに相応しく、生演奏のプレオーダーに止めるべきことを思えば、44100hz16bitで十分だとも言えますが。。

結局、パソコン上で一生使う価値があるデータは、長い目で見たら、おもちゃレベルで終わる運命なのは身に沁みます。

自分のステージが上がればパソコン要らない状態になりますし、時代のステージが進んでも今のパソコンは時代遅れになる。当時に最適化されたデータは置き去りになり得る。

そんな背景を知っていながら、今のデータを自分仕様に時間をかけて最適化する作業は、果たして意味があるでしょうか?

問うている。

調律と純正律と観点からは、価値がある。
新しい音源に安易に走らなくなる点でも価値はある。

ただし、昨今の音源にまともなモノは少なく、徒労に終わる可能性もある。

何をもってまともな音源だと言えましょう?
誇大化したデータの音源には、そのまま人間の欲と、それを機械に求めたが故の徒労、膨大なコストに踏み潰される人間の末路を、ひしひしと感じ、これほどの音を求めるなら、なぜ生演奏でないのか?と、逆に問いただされてる状態を思います。

愛用してたビエナは、その点の矛盾に押しつぶされたようです。メーカーがコスト度外視して突き詰めた理想の製品は、ユーザーがその制約を負います。使うということは、その意を了承すること。

例え、昔の、良い音の音源だとしても、当時の、データの制約を度外視した大容量の音源は、ずっとユーザーのリソースを食いつぶし続けます。

そんな音源を後に残すのは御免。今代限りで終わりです。お別れしました。

すっごい高かったから使わないと?
っていうのも、動かすコストが半端ないので、機械本体の拡張費、電気代、かかりまくる。

先輩、そうですよね?
大変苦労した末、もう当時の一生モノの音源は闇に葬ってますよね。使う価値がなくて。重すぎて。

大半の音源は、そのようなものだと思えます、
ユーザーのことを真に考えた音源は少ない。

こちらの今までやっていた、音源の軽量化作業、かつ、目当ての奏法を形作る半物理モデリングエンジン化。。は、現代の機械や音楽的なルールや金銭的な様々な制約から解放されることを願ってのものなので、方向性は大半の企業と真逆ですので、その意図と相反するところを労って、世の流れとは全く関係なく、突き進む必要があったのです。

一生モノとは、がむしゃらに性能を突き詰めることに有らず。後の世の負担にならないようにコストを整理して、必要な部分を磨き上げる作業だと応えます。

シンプル化して、コアとして残すべし

20年後も変わらず、手に取ったモノの意識に触れて扱う価値があり続けると思います。

。。。

ちょと使う音源が多すぎました。
もう十分お腹いっぱいです。

早く曲を作ってください。