今日更新のフリー素材曲について

とても懐かしい音でした。
信じられるでしょうか。。20年も前に誰でもが使えたサウンドフォントで演奏してます。

ほーん。

これまで、一生懸命に調整した音源は。。

そう、過去の遺産は、ずっと誰かが調整に調整を重ねて、全ての音のバランスを考えて、あらゆる音色で収録されていました。

今は、各楽器の挙動が複雑になった分、専門の楽器に特化したようなソフトで溢れて、それぞれ各音色の整合性を合わせるのがとても大変になってました。

で、音源調整という不毛な旅を行ってましたが。。
曲を、書きたかったんですよね。

曲に集中できるじゃないですか。余計なこと考えなくて良いから。。
音に、何かを乗せて表現するのに、あんまり各楽器の細やかな再現。にこだわる。って、意味がなかったんだなぁと。感慨に老けました。

時間ばかり経過して、死を迎えるところでした。
音源調整おしまい。

これ、きっかけをくれた方には感謝しかないです。。


piano音源構築 I understand!

liner

-dbの変化は直線でした。
ベロシティレイヤーを直線基準で揃える。
midi鍵盤の反応に応じて、後から調整しやすくなりました。

これで、確かに弾いてる感覚でmidi鍵盤を弄れるようになった。

thanks!


そのピアノの見所と短所

いくつか鳴らして、感想。
元のピアノが、ずっと近くで録音された音のため

まさに、弾き手になったような感覚で
そのピアノを聴くことができる。
素晴らしい音源だ。

ただし、主体がピアノになる。
ピアノにクローズアップされた音の。
これをbgmにする場合、音が近すぎる。

遠くに持って行かねば、応用が利かない。

方法

アタックをほんのほんの僅かに削る。
reverb vstで残響音をうっすら響かせる。

そもそも、遠くのピアノの音を使えばいいのだが。。
まさにcinepianoのように、bgm用途の、他と合わせられるという構築に、気がつく。

音の目指す所に、その合わせやすさという点に魅力を再認識。

DTMerだいたい持ってそうなkompleteのピアノは、ソロの視点で作られてて、まずピアノしか目に映らない。他の存在とのmixが難易度上がる気がするのが、あー。と、反省した。


ピアノソロ楽器は本物に近づいた?

実際にキーボードを置いて、弾いて。
確かに、目の前にグランドピアノがあるやうな錯覚。

この音は、作る曲の響きに適う?

ハコベのテーマ。テスト。

音は、鍵盤のタッチで変わる。
元気のいい演奏も、キーの力加減で再現される。
これは、今までに書けなかった曲の感じです。

音源の出来も大事ね。表現の範囲が自由になる上で。、

だからって、曲の良さに直結するのでもないから。
ちゃんと表現に意識を赴かねばなるまい。


独自ピアノ音源"Silvia"について

今は非公開になりますが、Timelessberryから新ピアノ音源が完成しました。
自然の中で、限りなくピアノ本来の響きに寄り添った「音」として。

銘を「Silvia」と名付けました。

ピアノ音源お探しの方、今のところ他で推奨はkeyscape。
そちらを試してください。

今回のピアノ、既存音源との差別化は一つです。

この音源の目指す所として、第一に森の中で演奏できる。周りの、例えば小鳥たちや水のせせらぎ、風の音など、と共演することを、想定してます。

そうなると必然的に人工物とはかけ離れた環境になるので、電気的な制約、例えばバッテリーの消費電力や、持ち運ぶパソコンの性能などを最低限度のリソースに抑えなければなりません。具体的にはDAWソフトと音源を立ち上げて演奏してる状態で、ノートパソコンの消費を5W前後、ないしメモリを2Gb以下に抑えます。

すると、型落ちのパソコンでキーボードを繋げても、モバイルソーラーで稼動できるようになります。

その制限の中にありながら、現在の2022年基準のプロ仕様ピアノ音源に匹敵する演奏感を再現します。

その鍵は、音源側の設定。
音源は元々のピアノを、一音ずつ収録した音がいくつも合わさってできてるのですが、これら録音の編集をほぼ行わない。

という一点につきます。
せいぜい僅かなアタックとリリースくらい。

するとそのまま、収録された生の音、そのままが響く。
電気的な計算もほぼ無いので、動作コストも要らない。

余計なフィルターやEQなどは、mixで他の楽器とのセッション時に調整すればいいのであって、収録した環境そのままがソロ演奏に最適なセッティングであるから、ここを下手にいじるべきでは無い。

何もしないことが、本来の響きに近い音を保ちつつ、リソースの節約になります。

ということは、音量も下手にいじらないということ。
現在の主要なピアノ音源は、一つの音につき、少なくとも20個の強弱を使い分けるのですが、鍵盤を押さえる強さにぴったり一致するベロシティに、収録サンプルを当てはめることが、その再現性を確かにする必須要素。

調整作業は半端ないわけですが。。

この強弱の流れを最初にぴったり決めることで、位相の変化が最小となり、ピアノの持つスタッカートやペダルなど、残響のチューニングが確実なものになります。

おそらく、iivolyの製品やその他こだわりのピアノ音源はその辺ちゃんとしてます。

逆に言うと、ここがちゃんとなってなければピアノソロとして弾くには違和感が残るので、、わざわざ製品版を捨ててまで独自に音源作る甲斐がない。

なかなか、ハードル高いですね。。

それと、電子ピアノをのメリットは調律が自由になること。
一般的な平均律はもちろん、さまざまな調の純正律に対応できます。

これも自分で一音ずつチューニングを施して、設定ファイルを保存することで使い分け可。

その時の気分に応じて、調律を変えて演奏できる。
同じピアノで、同じように弾いても、全く異なる表情を見せてくれるのは楽しいと思います。

ふつうにピアノを設置すればいいって?

ははは。。