言霊を刻む

お前は何のために剣を振るうのか?

剣の心得
 

剣のより重要な部分は、剣を振るう目的であるとフォーカスした。
ならば、その文言を剣に刻むのはどうだ?!とアイデアが浮かぶ。

なるほど、それらの技法は過去にも存在したかもしれない。
名を刻んだ刀。のエピソードが思い浮かぶ。

 
「村正」

事の発端は知らないのだが…
おそらく、一振り目のそれは「村を正す」目的で鍛えられた剣だと感じた。
鍛冶師が村正という名???

では、鍛冶師の魂が「村正」そのものだったのだ。

当時の領主に対してかも知れない、もしくは村を支配していた何者かに対してかも知れない。ただ、後々の世にまで受け継がれるほどの情念を、この言葉によって刻まれたとも言える。

 
「村正」

そう念じて剣を振るう時
剣をとった農民の、もしくは立場的弱者の、己の信念をかけてでも大願を果たすというイメージが思い起こされてくる。

 
でも、現世には既に正すべき村が存在しないんだよね。
時を経て、それは目的を見失い、妖刀と言われるまでに至った。
方向性を失った、強いだけのものは危ないだけなのね。。。

 

ここまで回想終。。。
 
では、自らが剣を振るう時。
って、今の自分は鍬を振るうわけですがwww

鍬に名を刻むのはどうか??
 
なんと名付ける?

自らの目的に叶った名である。

その鍬は、エンチャントの篭った魔法鍬となるであろう。鍬だけど。

剣に、色々応用できそうですね。


剣の心得

剣はなぜ存在するのか?

かつて、人が圧倒的脅威に立ち向かうために鍛えぬかれた剣。
時代を切り開くために剣は振るわれ、自らの肉体を超えた強さを実現するために剣は存在した。

剣は力、身体の延長線上のかつてない力となる。
剣には生まれた意味があり、何らかの思念が宿っている。そこに使い手の意志が乗るわけで。
剣を初めて手に取る時、汝なぜ力を求めるか?を問われることだろう。

http://timelessberry.com/blog/768
 
何のために剣を振るうのか?

 
剣豪の魂よ。

主の言葉が聞こえるだろうか?

剣は形なきもの、振るう人の魂によってその役割を変化させる。
役割に見合った力を、人に与える。
 

楽しむために剣を振るう?
よろしい、ちゃんばらごっこの棒きれを与えよう(0 v 0*)

 
自らの意志を貫くために剣を振るう?
よろしい、お前の意志に見合った切っ先をその手に与えよう(‘ ‘*)

 
乱世を生き抜くために剣を振るう?
よろしい、命を懸けるにふさわしい真剣を主に授けよう(u u*)

誰かを守るために?
お前の生き様を示すために?
舞の芸術性を磨き上げるために?
ただかっこつけたくて?

剣。

剣は剣で向かい合う時
その剣に込められた思いが見えるものだ。

相対する瞬間から勝負は決まっている。
ちゃんばらごっこの剣が、どうあっても真剣には敵わないように。
剣舞と、戦場の剣は相容れない、まるで場違いであるかのように。

剣と剣のぶつかり合いは、双方の意志のぶつかり合い。
剣に込められし魂の強い側が相手を制する。

軸、重心の位置、太刀筋、構え、リズム、呼吸…剣の言葉がにじみ出ておる。
それらは相手を観た瞬間に把握できるのだよ、瞬間に勝負は決まっている。
意思弱きナマクラは真剣の前に返り討ち、それすら見えない奴は雑魚。

 
剣の心得。

術技とかは後付。