メルヘンフォーレストの担当BGM制作話

メルヘンフォーレストの発売日から早くも半年経ちました。

時の案内人からはBGMを4曲提供させていただいて、どれも思い入れ深い曲なので、制作秘話などを紹介したいなと、ブログに書いてみてます。

 
当時、私は制作環境を1から組み上げてる最中で

…ドレミの調律を独自に調整中
…初めてのDAW(Reaper)での制作
…外部プラグイン一切無し
…使える楽器がない、1音ずつ収録のwavファイルを組み立てる所から

 
という、とんでもない状況にて、ベストを尽くした納品だったと自分の中で。はい。何とか形に。

2ヵ月頂いた期間のうちの約半分が、何とか曲を作れる環境にする!という勢いでした。

全て独自のカスタム音源で、一つの楽器をまともに組み上げるのに下手したら1週間はかかるため、使う音だけに絞って。。厳選して、奏法を揃えて。
過去、最高に、1音1音と向き合って、間に合わせた奇跡の産物となりました(‘ ‘*)

普通にプロ作曲家さんからしたら有り得ない状況ですね。。。

 

。。。各曲目のこだわりどころなどを上げます

 

。星霊輪廻曲(第4層エントランス
この曲は、ずっとずっと時が停止していた世界、に囚われていた魂たちが、本来の時の流れに還れるように、と願いを込めて作りました。

これまで時の迷い人、と名乗ってた当時、この名前では満足にテーマに添えられない…と考え「時の案内人」に。勢いで銘を変えるに至ります。

新しく時の案内人になって、今までの古いdawや音源、ドレミの概念の一切を捨て、ほぼ全てが一新された、音を1から築き上げた初のBGM作品になります。

 
時の流れと共鳴するHz…定められた1音に、響き合うもう一つの音程、さらにもう一つの音程… それらの音が繋がりあって、時の旋律を刻んでいく。

それぞれの魂が本来の位置に立ち返るとき、世界は調和の響きを奏でる。

まだ深く閉ざされた暗闇、不安と喪失の悲しみが渦巻いてる中で、魂たちに少しずつ探索の道が開かれ、希望の光が差し込んでくるような、こないような…

相当な気合いの込めようを、この場面に託しました。

探索の拠点ということで聴いてる時間が長くなるため、できる限り聞き流せるように。音を抜く仕上げをして完成。

 
ちなみに竪琴はレテさんが弾いてるイメージです。途中のフルートはメルンちゃん。

 

。冒険の手引き(チュートリアル
当時の私に相応しいBGMだ~。
何しろ初めてのことだらけで、右往左往。初めて組んだフルート?の楽器もなんかこう音程がずれてるし…

という制作環境に、ぴったりハマりました(‘ ‘*)♪

メルンちゃんみたいにとにかく元気に演奏会したら良いんだ~!
っていう調整の新フルート。

そしてガイドしてくれる渡鳥銀河くんは、もうちょい真面目に音程を揃えて吹いた先輩フルートとして。

合わせてみました。
 

。。。後から聞いたら、メルンちゃんフルート(2巡目のフレーズ)の方が個性があって響くんですよね~。。

銀河くんーー!!
真面目に丁寧に話してるのに、こう、読み飛ばされたり報われなさそうな響きになってるのが、私は好きです。。

そうして、チュートリアル回を彩るBGMに仕上がってくれました。♪♪♪

 

。何を作ろうかな?
こちら!錬金調合シーンです!
アトリエ系やノーラと刻の工房のようなイメージが先にありましたが、それが地下ダンジョンの中に転移してしまった…!

今回、曲作るのに採用した音源たちは、たまたま空間的なSOUND(元々からエコーがかかってある)であったため、地下ダンジョンでの錬金風景がより表現できたのではないかなぁと考えます。

残響音の細やかな扱いまでは、まだdawの下準備が足らなかったのが心残り。

 
メルンちゃんの、何を作ろうかな?の心情を表すかのように、あれかな?これかな?って、メロディーが転調していくのを楽しみます。

なぉ、純正律。での転調。
珍しい仕上がりだろうなと密かに思いつつ。

錬金風景、上手くハマってくれたなら感無量です。

 

。おかえりなさいメルンちゃん(ダンジョンリザルト画面
他3曲に力を使い果たしたため、もう休憩しよう、次回また頑張ろう。って、さらっと作った曲になってしまいました。

この曲だけ、極端に脱力して作ったので、開発者さんから、はわわわわ。、じーーーー。

 
はい、。。
探索、制作、ゲーム作り。曲の仕上げ段階。
ものすごーく、ものすごーく、もう年月も置いてきぼりにされる勢いで、でたらめに大変な細かいバグの応酬で、この仕上げの段階というのがですね、得てして、終わりの見えない作業なわけですよ。。

探索が一見終わるじゃないですか。
そしたら、次はもっと励むぞ!!
というときと、

もうだめだ寝よ…
となるときと、二通りあると思われます。

私は迷わず後者を選択してしまいました。。。

 

たぶん、もう全てを使い果たしたのだと思われます。

もう頑張ったんだから、あとは温かいお風呂と、おいしい晩御飯と、くまさんのぬいぐるみ抱っこしながら、ゆっくり休んでね。と、自分たちを労うメッセージとして、〆の曲を書かせていただきました。

ご清聴ありがとうございました(‘ ‘*)


近況報告とDTMメモ

長らく開いたブログの更新(‘ ‘*)
色々と状況が変わりました。

まず、外界とほぼ遮断されました。平穏な日々です。

新しく家族との繋がりを得ました。名前も変わり、祝福もいっぱい授かりました。
(ありがとうございます~)

音楽活動の方も応援を頂いてて、近況報告です、次回のアルバムがもうすぐ出せそうです。

今回の最後の曲を仕上げるにあたり、今まで培った全力を込めようと、使用する全ての楽器(音源)の収録、組み立て、調律、微調整、そして譜面での演奏チェックを合わせて、相当なつぎ込みようになりました。

一般には性能食いの音源ソフトだったのを、家庭用ノートPCのスペックで無理なく動かせる仕様に。

下準備に4ヵ月くらい。
時間ばかりかかるのがネックです。
その分だけ、色んな制約を超越した音になる。

お金は掛からないけど、丸々4月分ものお給金は0ですので、ええ。普通の家庭ではあり得ませんね…

素晴らしい伴侶さんの支え、身にしみます。
感謝尽きません。。

普段使いの主音源はおおよそ6割くらいは行けたので、今後も曲作りと平行して、のんびりすることになると思います。

あと、久々にkontact(あえてc)という既製の総合音源をそのまま動かすのもしてみましたが、、、早いですね。下準備なしに即気軽に使えるというのは、実にすごい。色々な曲が瞬時に作れるようになりますね。

チューニング気にせず使えるときは、無理ない範囲で使っても良いなと思い始めました。

kontact(既製音源)使用不可の制約を相変わらず負ってます。
お山の生活には省電力化が不可欠というのもありますが、重大な気づきがあったので。

。当たり前だけど、音源によってチューニング(各音程)が異なる。

これ。この一点は大きい。

例えば、ピアノの音源が数種類用意されてたとして、どれもこれも微妙に違うんです。鳴ってる音程が。。

kontact上のチューニング440hzは、必ずしもそうではないというのが分かると、この音源、ちょっと音程を確認するかな? という気になるかもしれません。

違うので。。。

楽器によって違うというのもあるし、音源を組み立てたメーカーさんの「どこにチューニングを合わせるか」という視点でも変わってくる。

(同一メーカーの音源で揃えるとこのあたりが合いやすいだろう)

オーケストラ音源を重ねるとき、ここ盲点なのでは?と感じました。

今回はソロ演奏の響きをメインに扱ってるので、次回以降に活きてくるかな。

前回分の作品と合わせてCDの方も考えてます。海外にも出せますように~。


本日、Mintちゃん一周年記念を迎えました

本日、Mintちゃん一周年記念を迎えました。
新しいパソコンを新調して1年。

やばいやばい1年でした。。。。。。。

 
 

以前のMacBook + Logicという組み合わせから果てしなく遠い位置に、来てしまった。

Linux + REAPER
だいたい初期設定だけで1年消えた。

その間、やれたこと。

・Linuxのシステム構築
・音源の再構築
・DAWの再構築
・音階の再構築
・ソーラーモバイルとの連携
・アルバムリリース
 
。。。

結果、ほぼ全てが白紙となり、何の変哲もないDAWと初期音源だけが残りました。
Kompleateも買ってたけど、結局Kontakt Library Factory(Kontaktフルバージョン)で事足りた。
PC本体や音源の半額セールも合わせて、初期投資10万円前後でいける形には、落ち着きました。

 
使用感としては2004年度の作曲ソフト並です。
初めて音に触れた頃の、すごく懐かしい感覚があります。

 
あれから16年。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 
 
たぶん音源は当時あった最高級品に位置するものを今使ってる。
それがMIDI音源並みに軽快に動くと在れば、そうとう恵まれた環境に鳴ったなぁと思います。

時代を置き去りにするスタイルも、存外に気に入ってます。
気が向いたなら、誰でも真似できるようにコラムも残しました。
今は私にしか描けない音。

そして次々と生まれる新しい技術、音源、テクノロジーの進歩に乾杯。
もう私には描けない音たちです(‘ ‘*)


自然界の音と純正律の考察

風の音や虫の声、大地の音の響き。鳥やカエル。
時間帯や気候で、季節で、色々な音が鳴ってる。

自然に溶け込んだ音色。
それぞれが呼応しあって、耳に優しい音色。

原初の楽器は、彼らと共に語り合うために、自然の音を模して作られた、という成り立ちを感じる。

woodwind

木の笛。風の音を模したもの。
ひゅ~、ひゅ~ん。

音階は、風の強さに応じて上がったり下がったりする。

動物たちの鳴き声も、感情に似た響きを、意志の疎通を、音階でも聞いて感じ取ることができる。

その旋律の変化で、大地や他の生き物からも、共鳴や呼応する音階が自然と発せられて、その土地の、その瞬間の、ハーモニーを奏でる音律が浮かび上がってくる。

それらは絶えず変化する。
つかみ所のないような、けれど共鳴し合って他の全てと一体となったような音の集合体。

人間が、そこで音を発すると、彼らは応えてくれる。
その人自身のもつリズム感や音律に合わせて、一緒に歌ってくれる。

このハーモニーを形にしたいと願うこともある。
が、音の流れを留め続けることは不可能、次々に移り変わっていくから。

流れるままに、感じるままに。

純正律について。

これは調和する方へと働く自然界の音律を、形にしようとする試みから産まれたものだと、1から音階を設定してたら思った。

調和する音階の並びを周波数で表したもの。あくまで比率のものさし、それ以上の意味はない。

このとき色んな数字で割り切れる数字を基準に使うと、調和する音階の配列を割り出しやすい。

そこで432という基準の数字を拾い上げる。

2*4*8*16*32*~~
3*6*12*24*48*~~

ここで挙げた数字のいずれでも割り切ることができる数が432

(倍音成分の一致するように)これらの共通する数字を掛け合わせて音階を周波数成分に表すと、純正律の並びが浮かび上がる。

256 (例…ド)
272 (例…ド♯)
288
304
320
336
360
384
408
432(例…ラ
456
480
512(例…高いド)

その土地や時間の間隔でHzが変わるので、あくまでも比率。

1オクターブ上がると、周波数は2倍になるのでこのように。
前半部分の並びは16ずつ
後半分の並びは24ずつ周波数が増加しているのが分かる。

もう1オクターブ分並べたり倍音成分まで見ると色々見えてくるけど、数字だけ並べでもあんまり意味ないので割愛。

数字は動かないから、目安の域を超えない。

自然界の音は生きているものたちだから、それぞれがタイミングを合わせようと言う意識が働く。

決定的な違いを、意識しつつ。
ひとまず自然律に近づけるような音階の調整に入ってみようと思います。


DTM音源を選ぶ基準

DTM音源を選ぶ基準

DAW付属音源とか、無料のkontaktとかsampletankとかマルチ音源の音を把握してる前提で、さぁこれから何の音源を足すか?

っていう選び方を、私なりの視点で。メモするよ。

色々なサンプル音源聴いてると、耳が鍛えられます… もう聴いて選ぶしかないんですけどね。。

試聴とか数こなすと、だいたい傾向掴めてきそう。

この音源は… こういう人たちが、こんな作品を作るイメージで、こういう演奏のさせ方で、1音1音のサンプルの組み合わせ方、設計概念がこうで、

あーややこしい。

技術的なことはどーでもいい。

音の演奏のさせ方。
どんな音を響かせてる??

それだけ。それだけ。

収録シーンを思い浮かべて。
その録音に、編集者がどのような手を加えてるかも見て。(最小限が望ましいが。
最後に開発者がどんな目的でサンプル音源を形にしたかも、汲み取ってみて。

その響きは自分のイメージする音にぴったり?

。。。。。。。。。。。。