Remixの反省、メモ

後日談です。今回の素材集アルバム。
制作途中でパソコンを一新したことで敷居が上がっちゃいました。

一人反省文ですよ(。0 _ 0。)ノ

去年の10月に、おもいっきっっきりPCの質を欲ばったせいで、音楽ソフトも音源もすべて消えて、白紙の状態からスタートになったので…
新しい機能を取り入れることで、少しでも良い音にしたいと頑張っちゃったんですね〜〜。。

DTMあるあるかな…?

新しいソフトは機能は充実してたんですが、なんと収録楽器が0!ノーたいむれす!
あまりに特殊環境すぎて一般的な有料音源を受け付けない…(というか自主的に除外)開いた口がふさがらなかったです。。

ぼかーーーーーーん。。。。(‘ ‘*)

 
 
この子の環境では、前のLogicから音源の手動引き継ぎでしか使えなくて、楽器調整に半年近くも費やしてしまいました。
元々設定されてた正常な値を、サンプルデータ聞きながら1から組み上げ無くてはならない!

バグもいっぱい出しました。半年くらいかけた。楽器の設定の調整だけで。。。

yばい。しぬかとおもった。
素人が手出しできるはんいをこえている。。

 
お陰で耳は鍛えられて、従来のLogic以上にクリアな音を出せるようになったのはよしです。
15年前の技術とは比べ物にならないくらい進化してますね。音像編集って。

しかしさならる問題はRemix作業。既にできた楽譜データを、新しい音源に合わせて調整し直す作業。
こいつが、もう、DAMEでした。何もかも。エターナルの底に沈みかねんくらい。

前の演奏データ、1音1音に意味を込めて演奏してたので、しかも前の音源に合わせて。
これ。同じLogicのサンプル音を用いてたとしても、出音がバラバラになっちゃったのでした。。

音量の解釈が、Logicと新しいソフトでは違うんですよね。
だから新しいソフトに合わせてやり直さなくちゃいけない。

なんで音量の値がそうなってるかとか、1個1個思い出しながらじゃないと再現できない。

 
なんていう下手を売ってしまいました。
 
 
 

これ、1から作りなおしたほうが早い状態です!!

ほら、1から何かを表現しようとする曲作りの作業と
既に在るデータを聞きながら、その音を再現しようとする作業では

曲の性質が異なってくるです。
オリジナルを超えることはない。何かの模造品とか劣化品みたいに。
または、オリジナルのコンセプトを無視したまるで別物の扱いになる。

 

結果、出来上がりのミックスデータなんてのは、音だけは良いものの。
微妙にちぐはぐな曲になって仕舞えるのでした。やばみが。。

 
なので、落ち着いて。落ち着く。
ピアノの設定から余計な響きを消して、シンプルな状態に戻す。
 
もう一回、気持ちを鎮めて、どうしてこのような演奏なのか、
心情を追いながら。オリジナルの音を聴く。
思い出してきて、思い出した。。。

詳細に、音の意味が、存在理由が、脳内イメージに描かれてきました。
 
改めて、その情景を元に1から譜面の演奏を行ったのでした。
製品版の1曲作るくらい時間かかった。。。わりに、リメイク版の品質は若干音が良くなった程度という。
 
なんとも、。。採算の合わない行程かな。、
結果、数曲書き直したデータはお蔵入り。

まぁ。。曲の良し悪しはともかくとして、
音の響きは間違いなく良くなったので、この経験は後の作品に活かしていけると思います。

大反省。です。切り上げ時をミスりました。

リリース日、大幅に遅れてごめんなさいでした。。。。。。。。


初の音楽素材集リリース & お礼

えっと、時の迷い人より初の音楽素材アルバムがリリースされました。
こちら販売ページにて、前の記事とは別の曲を1つフル試聴できます。

https://timelessberry.booth.pm/items/2054395

 
リリース1日経過。ほぼ告知なしの販売ページに関わらず、
Twitter経由でのフォロワーさんのお陰で、イイねが10人も?!
予想以上に反響頂けて、嬉しい限りです。
お陰で不安が吹き飛びました。

反省点は多々あるのですが、まずは一言お礼をば。

お手にとってくれた皆さま、並びに応援してくださった方々へ。
本当にありがとうございました!

色んな方のご支援の中で、こうして形にできたことを嬉しく思います。


1st音楽素材集リリース予告、デモ曲付き

こんにちは、時の迷い人です。
前回の投稿からまた間が空いてしまいました…

日夜、音源制作に励んでおりましたら、気づいたらもう4月。
長い製作期間を経て、ようやくお披露目が近づいてきたかな?というタイミングなので告知しようと思います。

初の音楽素材集「海への祈り」を近日リリース(来月にはできてるだろう…(‘ ‘*)します。


ジャケットイラスト(ゆきはな様 作)⇒ https://twitter.com/papermoon_game

曲の雰囲気に合わせて素敵に描いてくださいました。
もしかしたらHPの雰囲気に合わせてくださったのかな。。本当にとてもとても嬉しかったです。細部まで丁寧に仕上げてくださり、ありがとうございます><

まずこの素材集を作ったきっかけについて。

今回イラストを担当してくださったゆきはなさん。
の公開されてらっしゃる「霧と太陽の王」の作品に感銘を受けたのが始まり。
(パソコンでできるフリーゲームで、音楽を挟みながら物語を読み進めていく絵本のような作品です)

霧と太陽の王
 

可愛らしく、美しく、時に残酷な世界観。
その中でも、言葉じゃない部分での表現やコミュニケーションが、強く印象に残ってます。

それはそれは衝撃的でした。

息遣いだったり、微細な表情の変化だったり、ちょっとした仕草から
ただの一言も話さずとも、お互いの意思疎通ができちゃうんだなって。。。詳細な言葉じゃなくても良いんだって。
これ、もしかしたら音楽でも同じように表現できるんじゃないかな?って試してみたかったのが始まりです。

言葉にして伝えたいこと、でも言葉を封じられている。だから音に込めて演奏する。
簡単なメロディだけど、ピアノ上手でなくても、一生懸命に、想いを代弁するかのように。

いつか別れの時が訪れる。そんな時に、大切な人を思って演奏する曲。

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最新のKomplete音源が出番なし

自分でも何がなんだか。
PCを新調した際、最新の音源をトコトン使い倒そうと思って怒涛のカスタマイズを繰り広げた結果…

Kompleteくんが置き去りにされた(o _ o。)

 

この子は容量食いだから、その他の部分はできる限りスペース空けた。
もうすでに完成された音、すぐに素晴らしい品質のサウンドを再現できる。
Kompleteは、500GBのデータに凝縮?(いや、この場合は何というんだろう?)
手に触れた瞬間から、なんかすさまじい感覚を覚えたものです。

 

今でも、Kompleteは一定の品質を約束する優れた音源だと思ってます。

 

なのに、ごめん不採用。
きっとプロ制作現場では必需品に近いと思う。
なのに、使えなくなってしまいました。

 

品質をお金で解決する手段を、自分が許さないみたい。
1から作るっていうのを、また半年近くも掛けてやってしまいました。

メインで使うのはlogic9付属のもの。使い慣れた昔の音源で、もう15年前のものですね。
それを現代のDAWの技術で、1から磨き上げました。
一音一音設定。楽器の特性をみて、音の響き方がどのように変化するかをイメージして。

音の描き手が、その楽器を現実に演奏するかのように、心のままに響かせるように。
意識が染み渡る。染み渡っていく。そんな調整。
 

こんどリリースする素材集で、
以前の音と、新しい音で演奏しなおした状態の2パターン収録予定。
元が同じ音でも、もしかしたら違いが。見えてくるかなって。

これから最後の1曲を作って、音の感覚を見なおして見る予定です。

 

たぶん、オーダメイドっていうのかな。
制作スタイルに合わせた道具のカスタマイズ。
職人さんが道具を磨き上げていくこと。

その一端に触れた経験でした。
15年前の、初めて音楽に触れた当時にリリースされた音源が
私の経験と共に、音源もいっしょに成長していく感覚です。

特別なものです。

 

既成品の出番が無くなってしまいました。
そんなもんかもしれません。

あの欲しかったリヴァーブプラグインも。
買ったのにLinuxでは動かない。

ならば自分で、既存のもので調整する。
すると、求めていた残響の効果が出来あがった。

。。。。。

なんでいつもこうなるんでしょうね。

1から仕組みを知って、
自分で組んで納得できないと
それを使う気になれないみたい。

Linuxの選択も、結局そういうことだろうし。

Linuxはことごとく製品版の認証を受け付けません。
自分で1から作れと申している。最初から不要だって。

わかったよ。だから特別を求める場合にしか、Linuxという選択肢は有りえないんだね。

 

ごめんなさいKomplete。
今回は、お迎えすることができません。

どこかで活躍の機会が訪れることを祈ります。


音源の響きに触れる調整

DTMで再生する楽器のサンプル=音源

今まで有料音源に触れる機会なかったので知らなかったのですが、音源選びの重要なポイントと思われる部分は「収録時のコンセプト」でした。

昨今では非常に高機能なサンプル再生のできるkontaktというソフトを使った音源が主流で、多くがkontakt用に収録され、調整されています。

kontaktって、ブラックボックスみたいなもの。
それを介してサンプルを再生すると、不思議と良い音が鳴る。

なぜ??って所にはなかなか目が行かず、昨今の素晴らしい音源そういうものだと認識するのです。

で、元のサンプルからwavファイルを抽出することもfullバージョン対応のなら出来るのですが、そのwavきくと「こんなもんか??」ってなる。
別に何てことない。ただ楽器が収録された音で。ドライの素の音。

kontaktではサンプル音源が綺麗に響くよう色々内部プログラムが組まれてたりして。感心する部分も多々ありました。

で、それは一昔前の付属のサンプラーだと、機能が足りずになかなか厳しいかったと思います。
最近のDawだと付属のでもなかなか何とか生る感じです。

ちゃんと調整すれば。です。

音源をきれいに鳴らす為のポイントは
ダイナミクスを小さいから大きいまでの変化が流れるようにすること。
楽器のもつ残響音を自然に響かせること。

基本は大きく二つかな、これだけで有料のkontaktにもいくらか匹敵する調整ができてくると思います。

少なくとも「音質」の面では最低限のサンプルでもカバーできます。

音源でどうにもならないのが、収録時のコンセプトです。何を持ってその音が演奏されてるか。
例えばビブラートを収録したソロ弦があったとして、ただ単に揺らしてるだけのサンプルは無価値です。ごめんね。

そんな機械みたいに一定のビブラート。。

じゃなくて、それがどのようなフレーズの流れを想定して鳴らされてるか?って考えられてると、途端にそのサンプルの活かす場面が見えてきます。

あと奏者の演奏に対する姿勢とか。
サンプル集の設計概念とか。
そこからくる音源収録時の監督の指示とか。
ああ、スタジオの空気感もでますね。

優秀な音源と、そうでない音源の差で、自分の曲制作に活用できるかどうか判断がつくようになる。
最重要項目だと理解します。

解像度は二の次。
値段に騙されてもいけない。
リリース時期も判断材料にはならない。

可能なら素のサンプルの音を聴いて判断できるといい。