孤独

あの書庫。10年少し前からのこと。
孤独の中で書いてたのね。
誰も来ない、誰もいない。

寂しい。

 
誰かを求めていながら
書庫に篭もりっきり。

孤独の中で、視えない虚空に手を伸ばしていた。
視えない虚空に、創造を描いていた。

「私はどうすればいいの?」

 
そんな気持ちで。

だから、読み返すと、少し切ない想いが蘇ってくる。
宵闇、星、一人。明かり。閉鎖的な空間で。

何もない、何もないがある。


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