死に場所を作るために生きる

死は安らぎ。
死は安らぎ。

誰か理解する? 安息の地。

 

生きてる理由は、まるで失われた身体の一部を再生するための様だよ。
ここの、メモ。自分というのを拡張した捉え方。

自分という存在を拡張した捉え方
 

死に場所は、死んだ後に残る自分の存在そのもの・・・
身体が朽ちて、土となり、養分として木に宿り、枝を伸ばし、葉を茂らせて、実をつける。
まるで、築いた世界が、自分の身体そのものになる様だよ。

最初の木、ね。小さな世界樹のこと。音。

世界樹の成り立ち

 

小さな世界樹が司る、土地の一区画ね。
全てが、自分自身を拡張した存在になるかの様だよ。

 

この土地は、生きてる時は自分自身の身体の一部でありながら
同時に、この地に根付く様々な存在たちの身体の一部でもある。
存在を共有してる、自分の一部、全てのものの一部でもある。

そして子供たちにも受け継がれてく。
未来の生まれ変わった自分にも受け継がれるだろうか?って想像を膨らませながら

 

仮宿の貝殻みたい。
ヤドカリ本体と、貝殻の関係。
その貝殻を、いろんな存在が共有してるかのよう。

 

自分が今、生きてるのは、生まれてこの方失われてた体の一部を。
自分という存在が拡張された部分を、再生するために生きてるかの様。

天使の羽、羽が無くなったらば、もう一度、再生のイメージを膨らます。
その手順を思い出して、空を飛び立てるように。
生と死の循環を把握して、思い思いの存在へと昇華できるように。

 
今、死に場所を作るために生きてる。
次に、さらに理想の状態で生まれ変わるべく

今の自分は、ホントに土台が情けなく、まったくもってダメすぎる。
だから今世のみで理想は敵わん。次に引き継ぐ土台を作るで精一杯。

 
ああ、生まれ変わりたい。
何と嘆かわしい存在なのだろう。
生まれた瞬間から決まってた。
病院で生まれた、片親のみで生まれた。土地がなかった。食べ物もなかった。行動範囲が限られた。
そんな環境で育ってしまった。最悪な時代で、それでもマシな環境だったが。

このまま生きても、たどり着ける場所はもう限られる。
駄目だ、今世ではどうあったって、理想は叶わない。

むしろ情けなすぎる。駄目だ。

だから死ぬんだ。死に場所を、
次に受け継ぐ身体の一部を残して。死ぬ。

それで一生。

記録装置は、どこかに残す。
次に起きる時まで、永遠に目覚めることのない。

空虚な祈り。


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