現在から過去へ

私は、別の人の体に宿っていた。
格別、違う感覚はなかった。

自分の人格は保っていたけれど、自分の身体はこの人と入れ替わったのだろうか?
取り戻しに行かなければなるまい、この人も大変な想いをするだろう(‘ ‘*)

そして、体育館のような講堂に時間割で集められた。
今から訓練するようだ。だが、そんなことしてる場合ではない。

抜けだした。

「お手洗い行ってきます(。◕ ∀ ◕。)ノ」

「まぁ、いいや。行って来い」

指導する上の人?に言って抜けだした。

 
入れ替わる前の段階に行かなくちゃ。とのことで過去へ出発。
移動空間+時間軸超えて、空飛んで移動です。うん、はやいはやい。
この身体でも、自分のみたいにスイスイ動くな。殆ど大差ない。

で、2時間?ばかりかけて辿り着いた。
小学生の頃の憩いの場。そしてお手洗い。

あ、当時の同級生が3人組で要るな。話しかけてみよう(。◕ ∀ ◕。)ノ

「ねぇ。うちの名前を知ってる?」

「ああ、〜だろ?」

あら、入れ替わった人の名前を呼んだ。
違うんだよな〜。

「違うよ。◯◯だよ」

そう答えた。

「ん? そんな人は知らないよ」
「え〜、〜さん何言ってるの?」

2人はこういった。

でも、一人はこういった。

「ん? 何か聞き覚えがあるな・・・」と

構わず、お手洗いにいく

「あれ、〜さんって◯◯だっけ?」

「だから最初からそう言ってる」

「何か変?」

「だから最初からそう言ってるじゃない」

 

「あ、お前◯◯か。もしかしてオレの◎◎だった?」

最初に違和感を感じてくれた一人の子が言った。
よし、これで自分を取り戻すことが出来る。

「そう。そうだよ。覚えててくれたんだね?」

けっこう感激だったような気がしないでもない。
それで、用が終わったので元の場所に帰ろうと思った。

「コレ持って行きな」と、その子からメモを受け取ったんだ。

英語のメモ書きのような、たぶん失くした記録に関することだと思う、

 
そして、もう帰るね。ありがとうと伝えて帰路に向かった。

「帰る場所ってどっちだっけ?」

「う〜ん、あっち?」

「ちがうちがう、こっちだよ」メモをくれた子

「あ〜、そっちだよね。うん、方向感覚は覚えてるんだ。確認しただけ」

で、来た道を戻っていった。
ここで一つ見落としてたことが合った。

来たようには戻れないのだ。
来るときにけっこうエネルギー消耗してて
同じように飛んで帰れない。

かなり苦労して、帰らねばならない。

高低差のある場所を、スライドではなく、登って、飛んで、疲れた身体を引きずって帰らねばならなかった。

しまった。と思った。
メモを失くしたら大変だった。
これは持って帰らないといけない。

でも、眠くなってきた。

もう日が傾いている。
本来の時間割はとうに過ぎてるだろう。

まず。い。もう飛べない。。。

そして眠りにつこうとしたそのときだった。

今度は、未来から自分がやってきた。

 
「やれやれ。あなたは知ってるはずなのに、どうしてそれを活かそうとしないんだい?」

「あ、あら。未来の自分?」なんか後光が指してますよ。。。

「うちとあなたは何も変わらないよ。知識も殆ど差がないよ。でも、それを使いこなせばぜんぜん違う。それが、今のあなたとの差」

そして。未来に救われて、現在に帰還しました。

そうなのか。。。と、今。メモ書き程度に記事に残しております。


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