時間の概念は存在しない

流れ続ける。
物質の粒子が流れ続ける。

この視える光景全て。
粒子が流れ続けている。

 
その粒子の流れには、法則があった。
刻々と変化する一定のリズム。
そのリズムの中で、時間というものを定義された。
 
時間は、元々存在しない。
勝手に定義された。元々存在しない。

循環する。
循環している。延々と。

お日様が、月が。水が。

 
「天井から水が降ってくるなんて、スゴイじゃないか」

と雨の日、そう思った。

 

時間、時間という枠を外せば、リズムがよく視えるようになるかもしれない。
物質が、粒子が、流れていく様子が。目の前の光景、粒子の集合体。何処へ向かう?
望ましいベクトルに収束しようと、流れは加速する。

 

流れは波打ちながら、進んだ。
波、時間よ、相対的なものだよ(。0 _ 0。)ノ

早い波
ゆっくりの波。
中間の波。

 
全ての振動がぴったりと並ぶ瞬間に、扉は開かれた。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*