飛び立てば、次々と扉が開かれる

見えない翼が、出てくるようになった。
今までは、ただ飛び上がって滑空するだけで
高低差とかの調節が難しかった。

でも今回は違った。
道から道へ、飛び出せば。

次なる扉に、建物の穴とか、窓とか、
そういうトコの開けた場所を掻い潜って、次々に移動、羽ばたけるようになった。

 

今まで夢の中だって思ってたものは、実は建物の中だった。
大空を象られていた天井は、三角の屋根裏みたいな、そんな場所だった。
その隙間から溢れる光を目指し、大きく大きく羽ばたいた。

その光の先で、目を覚ました。

 
飛び立つ時、天井を見上げたらこれ、結構目立つな。
とか思いつつ、通りすがりの人達は気にしてないみたいだった。

これで自由に動けるんだ。


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