古代⇒新世界の記憶1 アダンとイヴァ

巡る箱庭第3章、下書き。

古代の記憶。

それは未だ、自然から追放される前の時代。

古代の記憶。

現代の書庫に残ってる記録を辿れば、

神に似せて作られたとされる二つの存在の名がある。

アダンとイヴァ

 

彼らは自然の楽園で何をしてたかというと、

アダンは自然界のものに「名」を与え、
同時に、それぞれの存在に対して自然界における役割を与えていたらしいです。

イヴァは、その付き人という位置づけでしょうか。
イヴァの存在ははっきりしないのですが、アダンの恋人であったり
もしくは、アダンを支える存在であったり、アダンと対をなす存在であったり。

人間が作られたのは、自然界に対し、その微妙なバランスを調整するためなのだとか。
誰かが言ってました。アダンとイヴァは、

自然界のあらゆるものに名をつけることで、それらの存在を認め
時に呼びかけ、時にこことここが足りてないからよろしく…とか
なんかWebサイトのメンテナンスをするように、自然と生きていたのではなかろうかと。

想像を巡らせてみる。

なんでこんなこと考えるようになったかというと。

お風呂に入ってる時、小鳥たちの鳴き声が聞こえてきたから。
木々の梢でチチチッ、チュンチュン。じゅいー。
水の流れる音から、そんな鳴き声が聞こえてきたから。

この小鳥たちが囁いてる場所はどんなトコだろうと。
そしたら、大きな断崖から滝が流れ落ち、川が流れていた。
木々が生い茂り、草原が見渡す限り、そして色とりどりのお花が咲いている。

川が流れ、向こう岸とこちらがわと、隔たれ、
その片鱗にある小さな小屋に二人は居た。

木の実を食べ、何の心配事もなく、小鳥たちと歌い、花と語らい
動物たちとおしゃべりしたりして、時を過ごしていた。

彼女たちが歌うと、その響きは自然全てと共鳴して、地球全体に響き渡るような
静かで優しく、だけどもとてつもない規模のエネルギー、素晴らしい歌声だった。

パソコンはないけど、記録装置はあった。
水が記憶するし、石が記憶する。水晶が記憶する。
それをなぞることで、私たちが創作をするように、
彼女たちもまた、新たな世界を創造するんだ。

素晴らしい場所だと思った。

でもなんで?
なんで、そんな場所に生きていながら…あんなふぅに。
 

私は問う。

「なぜ、そこを追放されてしまった?」

 
未だ解放されてない書庫は多いが。
私が今行ける範囲での記録を元に考察すると

「知恵の実」

という記述。これは何かの暗示なのでしょうか。
あくるところでは、善悪の分別。と仰ってた。
また別のとこでは「創造物に取りついた妬み」とも仰ってた。

彼らは偉大な創造物に嫉妬したのか?
それが実となって人間の身体の中に入り込み、楽園は乱されてしまったのか?

断崖絶壁から滝とともに追放。
川の向こう側に追いやられ、外界に降り立つ。
そこが、彼らの出発地点だ。

もし現代の文献を元にするなら、私たちは彼らの子孫だ。

世界の始まりの創世の記憶を、今私の元にある情報で再現するとこうなる。
この世界は、人と自然を分断したところから始まった。
現代風にわかりやすく書くとこういう記事になる

自然との繋がり、人との繋がり
 
 
さて、続きを書こう(o _ o。)


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