石の記憶(編集したもの)

先日の記事にて。

石の記憶

 
Twitter140字のつぶやきから、順番に繋げただけの記事だったので
なんか1記事として話の筋が通ってないというか(o _ o。)
話の軸がないと、こーゆーよくわからんケースは多々有りますな(。◕ ∀ ◕。)ノ

ということで、改めて編集しますよ。

 

「伝説のアーティファクト作り」

それは、想い出の一粒から始まる永遠のメモリーを、1つの瓶に込めるということ。

想い出の一粒

 
この中に宿る一粒には、その日、その時、その場所で、もう既に定まった特定の組み合わせがあるんだ。
その組み合わせが調和のとれた発酵状態であるから、永年の成長エネルギーを1つの瓶に込めることができる。この発酵瓶の成り立ちは、石や星に置き換えることもできる。

 
その石には、すでに決まった組み合わせが層となって存在してるから、自身に永年のエネルギーを宿すことができてるんだ。

場所と、年月と、生命の記憶。ね。
その日、その時、その場所で、何が起こっていたのか?
全てを記憶し続けながら、永年の時を経て成長していってる。

 
それで石の力とは、そのものの記憶。その物語自身であるんだ。
想い出の一粒から、あの時の情景が蘇るように……。
 
宇宙の成り立ち、のごく一部の姿がそこにある。
あの日あの時あの場所での、望まれし記憶を再現するんだ。
周りの生命たちが望めば、望まれた石の記憶が種となって、その場所に、在りし日の風景が再現できるんだ。

 
私たちはその願いを聞き届けるだけでいい。
頑張るのは、瓶の中の精霊さんたち。石の種を発芽させる木や草、苔たち。小さな虫たちだから。

ほら、どんな世界を望む?
生命の木、水辺に咲く花、生い茂る蔦や絡み根の森、木の実、野生動物たち、虫。

 
それとも
豪勢な金銀財宝、高層リゾートマンション、純金のクルマ、自家用ジェット機、広大な庭園、噴水。虫一匹居ない、そんな場所?

 

願うのは人間だけじゃない。人間だけが、望むものじゃない。
周りに棲む様々な生命たちの声が、各々望んでいる。石はそんな皆の声を一つにする。
石の想いは、皆の願い。自然そのものの意志を宿している。

もしも自然界の皆の想いを無視して、人間だけが、人間だけの願いを叶えようとする時
その石は、自らの力を呪いの最中に変えてしまうんだ。

 

始まりは、ちっぽけなものだったかもしれない。
石の想いを見なくなったこと、自然の想いを見なくなったことが
この場所に呪いをもたらした瞬間だった。

 
はるか古の地にて、石を貨幣とした文化が生まれたのもそう。
石そのものの価値や想いを無視し、人はそれを「お金」としか見なくなった、
本来の石の役割が分化されてしまったんだ。

石の意志を無視か(。0 _ 0。)ノ
そんなふうに、石の声が聴こえる者たちは嘆いていたのだ。

 
そうこうしてるうちに、とりあえず「金いっぱい欲しい人」が出てきて、心の底では望んでもない「石」をたくさん所有することになる。

石は、どう思うかね。
自分を「お金」としか見ない主を、どう思うかね。
本当の自分「石としての自分」を見て欲しいのに、主は単に「お金」だから抱え込んでる、そんな有り様だ。

 
少し後の時代では、それが金だったり銀だったりした。
または、豪勢に装飾された宝石たちでもあった。

今も、その一部は呪いの装飾品として遺されているものがある。
どれもこれも、その石の想いを無視したせいだ。人間独自の価値基準に目が眩んだばかりに、本当の彼らの想いを、視ようともしなくなった結果。この悲劇だ。

 
もうコレ以上の苦しみを増やしてはならない。

 
 

風水やブレスレット作り、お庭作りにおいて、とにかく自然の素材を使うにあたって、心しておくことが在る。

石ならべの基本は、想いを聞くこと。
 

発酵する瓶の中の世界のように、お互いが望まれし特定の組み合わせを実現できれば、そこから永年のエネルギーを生み出せるようになる。石の声を聞くこと、まわりの自然たちの、あらゆる願いの声に耳を傾けることが大前提だ。そのベースがあって、初めて自分自身の願いが形に現れるようになる。
 
望まれし世界を形にした、万能の箱庭が出来上がる。

 

ちなみに…錬金の視点では、人工的に磨きあげた純粋な宝石より、自然その物の原石のほうが価値が高い。石そのものが生きてるからだ。気の遠くなるほどの年月の記憶が、その石に幾層にも重なって宿ってるから、そのものが持つ潜在能力の差は、自然本来の姿のほうが歴然なんだ。

 
実は、現代文明というのは、石の価値を全く分かってなかった。
だから、太古の石を燃料に燃やし続けて、呪いをまき散らすことができたんだ。
自動車や工場、大量生産の根底には、多くの彼らの犠牲が在る。
 
元の価値は、自然に在る。
人工物の価値なんて、自然から奪って付け替えてるだけ。
人は、無から何の価値あるものも生みだせてない。

至高の芸術品や美しさだって、人工的に造り上げようとも無理なんだ。
人工物の中では、何十年スパンですぐに美しさが死んじゃうんだ。
すぐに死んじゃうもんだから、って、人の世の美しさの基準なんて、所詮その程度なんだ。

人工的な美が、美的感性の基準になってごらん? 世の中大変だよ。
美しさを保ち続けるために、自然から奪い続けなければならない状況を、自ら生み出していたんだ。
 
皆、こうやって、本当の価値から目を逸らされ続けてきた。

 

想いを見ず、違う場所にもってって、無理やり働かせるからそうなる。
石のお金、わりとあの時点でマズイ。
あのせいで、多くの然るべきモノが遠くへ持ち去られた。

現代社会、生きながらにして社畜。
一般社会人の惨状に、ほら。そっくりじゃない?
想いを殺され人生を奪われ続ける社畜、生き地獄。まるで石の悲劇そのもの。

 
全ての悲劇は、本当のそれ自身を見なくなった事から始まった。

パワーストーンを、利用価値あるタダの石としか見ないようでは、面白くないよ。
その石の気持ち、何なら道端の石ころでもいいよ。その石は、何処からやってきたのか。
どのような【時代】を生きてきたのか、感じ取ろうとすれば。

それだけで石の世界は爆発的に拡がって見える。
石の想いを突き詰めていけば、本当の、望まれし地球の姿だって、視えるようになる。

 
道端の石。彼らは、記憶の1ピース。
彼らの声を聞いて、足りない世界を集めていって。

元はみんな一つだった。


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