星の巡礼者

まるでトキ守みたいな格好。
しながら、もうなんだか。黒装束に身を纏って。
星空の下で湖の晩を過ごすなんて、想像上の出来事みたい。

どんどん、現実離れしていくよ。
この世のものじゃない霊魂が宿ったみたいに。
遊びじゃない。もっともっと。闇に溶けてしまえばいい。

 
哀しみを少しずつ分けてもらうの。
カタツムリの供養も、忘れないで。
鳥の鳴き声を覚えながら、蛙と音を交えながら。
水の音もイメージしながら。何かを思いながら。

 
くるくる、まわるの。


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