どこへ

闇。やみにとらわれたじしんの暗喩。
のぞむものもゆくえがわからず、ただちからをもとめてめちゃくちゃにさぐり続ける。

ひつようなものはなに?
となりにいる子は、どうしてそこにいるの?
ちがう、そこにはいない。しんきろうみたい。

 
ちからをかしてあげるよ?
かわりに、もうにどと見失うことの無い。
せいぜい、このいのちがつきるまでいっしょにいさせてね。

 
そんなふうに、いってた。
わたしが。

 
ちから。ちから。。。
みせかけのまやかしのものとはちがう。
ひとみにやどらされたもうひとつのことばのいみは。
あの子にしかわからない。

 

ふ、こわれるか。わたし。
こわれるくらいがちょうどいいかな。


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