LinuxMint xfce版 パネルの設定小技

(2025.01.15執筆)

Linuxmintのxfce版では、少しの手間がかかりますが、ツールバー(パネル)にアプリを固定化しておく他、様々なカスタムコマンドをアイコンにして、1クリックで実行できるようにすることが出来ます。

パネルの設定方法

では、パネル(windowsでいうタスクバー)にアプリを固定化する所から始めましょう。

パネルによく使うアプリをピン留めする

xfce版では「パネルの設定」にて固定したいアイテムを一つずつ追加していく必要が有ります。

「スタート」⇒「設定マネージャー」⇒「パネル」
パネルの設定1

「パネル」⇒ アイテムタブ
パネルの設定2


このカスタマイズは一例です、ほとんどの項目が「ランチャー」になってますね。
パネルの設定3

+ボタンでアイコンを登録したい数だけランチャーを追加します。 見分けづらいですが、仕様なので仕方ありません。


この後、追加した各ランチャーに固定化したいアプリアイコンを登録していく形になります。

パネルの設定4
編集したいランチャーを選択して「編集」ボタンを押すと下の画面に


パネルの設定5

一例として設定マネージャーをパネルアイテムに追加しました。
空白のランチャー編集画面にて「+」を押すと、既存のアプリ一覧から登録したいものを選びます。 選んだら、閉じます。すると、パネルに該当のアイテムが表示されることが分かると思います。


これを登録したいアプリの数だけやる。だいたい10分くらいかけて完成。
セパレーターで分類ごとに区切ると、見やすいかも知れません。

カスタムコマンドをパネルに登録する

ここまでならCinnamon版の方がはるかに簡単なのですが、xfce版のメリットは「カスタムコマンド」もパネルに登録できる点にあります。

アプリ登録の場合と同じく、パネルの設定 ⇒ アイテム一覧で、登録したいコマンドの数だけ「ランチャー」を追加し、編集ボタンを押します。

パネルの設定6


空のランチャー画面を開いたら「新しいアイテムを作成」ボタンを押して、よく使うコマンドと名前説明アイコンを登録できます。
パネルの設定7

ちなみに上の例は、深夜モードでさらに画面を暗く、ブルーライトを極小にする記述です。
生活習慣上あまり褒められたことではありませんが、どうしてもの深夜パソコン作業の負担をかなり減らしてくれます。


パネルの設定8

同時に、中ぐらいの暗さにするアイコンや、画面表示を元に戻すアイコンも用意してみる。 ブルーライト軽減で目に優しく。必要に応じて1クリックで切り替えられると良いので。

パネルの設定9

パネルに特殊アイコン追加(応用編)

ここまでは、コマンドを直接アイコンアイテムに登録してみましたが、数行以上に渡るコマンドとなると、一つの実行ファイル(シェルスクリプト)を作っておいて、その実行ファイルのアドレスを登録する。。といった小技が有効です。

その例は、MIDIキーボードを有効化する以下のコラムにて記載しています。

Linux版 REAPERでMIDIキーボードを認識させる


他にも創作物やコンテンツに利用する画像ファイルを、シェルスクリプトを呼び出して一括圧縮したりとか、よく使うコマンドを一覧でパネルに登録してたりすると、Linuxならではのスピーディーな作業が板についてくると思います。カスタマイズ性の優れるLinuxならでは。。。

デスクトップ画面の仕上がり

Desktop画面
さらにスッキリしたデスクトップ画面になりました。