Linux おすすめソフト・アプリ一覧

(2019.11.03執筆)

Linux mint(執筆時は19.2)が初めての方向けに。

  • ソフトウェアの管理(アプリのインストール・アンインストール方法)
  • おすすめアプリ(システムユーティリティ編)のインストール
  • インストール後の不要パッケージ削除
  • システム側のアプリ設定
  • アンインストールでエラーが起こった時の対処法


上記の解説をしていきます。

Linux mint おすすめのソフト・アプリ一覧

  • 【システムユーティリティ】
    • Redshift(ブルーライト軽減、必須)
    • Tlp(バッテリー寿命を伸ばす)
      • Tlp-rdw(バッテリー寿命を伸ばす付属アプリ)
    • ClipIt(クリップボード拡張)
    • Shutter(スクリーンショット)
    • Fslint(重複ファイルや空ディレクトリの検索)


  • 【解凍・圧縮ファイルの形式を増やす】
    • unace
    • p7zip-rar
    • sharutils
    • rar
    • arj
    • lunzip
    • lzip
    • unar


  • 【システムユーティリティ(外部サイトから)】
    • Stacer(パフォーマンス管理)


  • 【創作・マルチメディア編集】
    • Blender(3Dモデリング)
    • Gravit Designer(Adobeの「Illustrator」の代わりになる)
    • GIMP(Photoshopとほとんど同じことができるらしい)
    • Krita(お絵かきソフト)
    • gLabels(ラベル作成用...名刺、CD、DVDなど)
    • SimpleScreenRecorder(ビデオキャプチャ、画面録画)
    • Shotcut(動画編集ソフト)
    • Audacity(オーディオ編集ソフト)
    • Audacious(音楽再生ソフト)
    • FileZilla(FTPソフト)


  • 【標準インストール済み】
    • Nemo(Cinnamon付属の標準ファイルマネージャー)
    • Xed(Linux mint18以降に付属のテキストエディタ、使いやすい!)
    • Libre Office(標準付属のofficeソフト)



インストール方法その1 ソフトウェアの管理を使う

ソフトウェアの管理

Linux mintが初めての方に。ソフトのインストール方法はいくつかありまして、その中でも一番分かりやすく、確実で、安全な方法が「ソフトウェアの管理」から導入するやり方です。 iOSでいうApp Store、AndroidでいうGoogle Playな感覚で、Linux mint公式な「ソフトウェア管理」から対応ソフトをDL⇒インストールができます。

アプリの検索

アプリの名前を検索すると一致するソフトが出てくる。あるいは機能の一部について検索してもいい。
レビューを見ながら、類似のソフトを比較できるので、初めての方はソフトウェア管理から検索するといいかもしれません。


インストール済みアプリの一覧

インストール済みのソフトを、一覧で確認することもできます。初期設定時にターミナル(端末)でインストールしたフォントもここで確認できます。

一度インストールしたものは、個別アプリのページからアンインストールもできます。パッケージも完全に削除されるので確実。 ソフトウェアの管理ではインストール済みパッケージの内、アンインストールして大丈夫なものだけ一覧に表示されると思います。


なおスタートメニューからアプリ一覧を表示して、右クリックからアンインストールもできます。
ただしソフトウェア管理のインストール済みアプリ一覧に表示されないものは、アンインストールしないほうが良いかもしれません。コレについては後ほど記述します。

方法その2 ターミナル(端末)でのインストールは慣れた人向け

慣れた人はターミナルからコマンドを打つほうが手っ取り早く、ネット回線次第でインストールもすぐに終わる。が、初めての方には一つ一つ説明とアイコンを見ながらのほうがイメージと実感が結びつきやすいので、ソフトウェア管理からを推奨。自分で何を入れたか確認できてたほうが、後々助かると思います。

おすすめアプリ【システムユーティリティ】

最低限入れておいたほうが良いシステム管理のアプリ。

RedShift(ブルーライト軽減、必須)★★★★★

Redshift

夜のブルーライトを軽減する常用アプリ。インストール後、時間帯に応じて画面の色観を調整してくれます。 目の負担が軽くなるので必須級。特に何をしないでも自動で立ち上がり、デフォルトの設定のままOKなのも初心者さんに優しいです。

詳しく ⇒ 【Linux】ブルーライト軽減

Tlp(バッテリー寿命を伸ばす、ノートパソコン向け)★★★★★

Tlp

「Tlp」と同時に「Tlp-rdw」もインストールしておきます。

CPUなどの負担を軽減して、バッテリーを長持ちさせるための省電力アプリ。 ノートパソコンには必須と言えます。外出先での駆動時間も余裕が出てくると思う。特に設定などは必要なく、デフォルトの状態で大丈夫。このアプリはインストール後、次回電源を立ち上げた時から自動で動作するようになります。

もし自分で動作をカスタマイズするなら、設定ファイル(/etc/default/tlp)にアクセスして、標準のエディタでコードを編集します。

詳しい解説 ⇒ Ubuntuで省電力設定「TLP」編

ThinkPadの方は”tp-smapi-dkms”も追加で

tp-smapi-dkms
(Ubuntuで省電力設定「TLP」...の記事より抜粋。2019年11月時点で、それ以外のものは必要ない感じ。)

Clipit(クリップボード拡張)★★★

ClipIt

拡張クリップボードの使い方よく分かりません。使いこなすと便利なんだろうなぁ。。。 シンプルな「Clipit」が、初めての方には馴染むだろうと思います。コピーしたのを覚えてくれるから、コピペを行ったり来たりしなくてよろしい。

クリップボードの比較記事参考 ⇒ クリップボード管理ツール

熟練の方はclipQをおすすめされてる ⇒ Linux Mint 19.x: インストール後やっておくべき 30 選

Shutter(スクリーンショット)★★★★★

Shutter

多機能版のスクリーンショットアプリ。画像の管理もこれ一つでできていい感じ。皆さんオススメされてます。

Fslint(重複ファイルや空ディレクトリの検索)★★★★

Fslint

パソコン内のお掃除ツールですね。不要なファイルやディレクトリを探して削除するための。どなたかがおすすめされてました。

解凍・圧縮ファイルの形式を増やす

sudo apt install -y unace p7zip-rar sharutils rar arj lunzip lzip unar
.zipや.rar、その他の圧縮形式に対応するためのアプリ一覧。
もう端末のコマンドで一括インストールしちゃいますかね。。慣れたらこっちのほうが早いですね。


ここまでがmintのソフトウェア管理からインストールできる分です。

インストール方法その2 外部サイトからDLする

ソフトウェア管理の一覧に存在しないアプリでも、インターネット上から「.deb形式」のファイルパッケージをDLすることで、手動でそのアプリをインストールすることもできます。アドレスが分かっていればターミナルからのコマンドでもOK。 それでは外部サイトからDLできるおすすめのシステムアプリを紹介。

Stacer(パフォーマンス管理ツール)

Stacer
⇒ システム最適化ツール「Stacer」 の詳しい解説(



こちらStacerでは、システムパフォーマンスの管理を行うことができます。 グラフでCPU消費や使用メモリ容量を確認できます。それ以外にも様々なメンテナンスがこれ一つで行えますが、初心者の方は計測に留めておいたほうが良いかも。。。 詳しくは、リンク先の解説を御覧ください。

システムから不要なインストールパッケージを削除する

sudo apt autoremove
ひととおりアプリのインストールが終わったら、ターミナルを起動して上記のコマンドを入力します。 これでシステムから不要になったパッケージを洗い出せます。

sudo apt autoclean
こちらで保留したパッケージを削除できます。

不要になったソフトウェアソース(PPA)の削除

PPA管理

システム管理 ⇒ ソフトウェアソース ⇒ PPA
外部からソフトをインストールする際に、ターミナルでPPAというコマンドを使った場合、バージョンの更新通知をリポジトリが受け取るように成ってます。 現バージョンで十分だと感じた場合は、リポジトリから不要なPPAを削除しても問題無いでしょう。


その他、システム周りのクリーニングについてはこちらが参考になると思います。

Linux mint システムをクリーンに保つ 9つの方法

スタートアップアプリ設定

ここまでで、必要最小限かつ有用なアプリを揃えることができました。 後はパソコンのシステム側で、どのようにアプリを使い分けるかを登録しておくといいです。

例えばスタートアップアプリは、起動時に立ち上げておきたいアプリを一覧に追加したり、逆に不要なものを外したり。 スタートアップに登録されてないものでも、TlpやRedshiftなどバックグラウンドで動くものは起動状態になるので気にしなくてOK。

画面の輝度を、さらに下げる設定

標準でもそこそこ輝度を調節できますが、スタートアップアプリに専用コマンドを追加することで、さらに輝度を下げられます。 画面の輝度を下げると目に優しく、作業を疲れにくくします。特に夜はギリギリまで画面を暗くする方が望ましい。

画面の輝度を下げるコマンドは、下手なアプリを使うよりもPCへの負担が少なく、ぜひ覚えておきたい内容です。

参考 ⇒ Linuxでログイン後に画面の明るさを自動で設定する方法 - 小技チョコレート


画面の輝度を下げる手順。まず画面の"名前"を調べる。
xrandr -q | grep "connected"

画面の名前

返ってきた最初の文字列を見て、画面機能の「名前」が分かります。
画像の場合は「eDP-1」です。

その後、スタートアップアプリの一覧に+で追加します(Custom Command)
例えばこのように。

スタートアップアプリ

"名前"
xrandr brightness set 0.5

"Command"
xrandr --output eDP-1 --brightness 0.5

"Comment"
画面の輝度を暗くする

最後の数字に0.5を指定すると、基本の明るさが50%になった上で画面の輝度を調節できるようになります。使いやすいようにカスタマイズしてみてください。

パネルの設定

パネル(windowsでいうタスクバー)も色々とカスタマイズできます。
私は後の音楽制作ソフトのために、他の動作は最小限で抑えたいので、bluetoothは常時OFFで外しますし、必要なさそうなのは外します。

パネルの設定

パネルによく使うアプリをピン留めする

そのアプリが起動状態の時、パネルにアイコンが表示されます。そのアイコンを右クリック「ピン留め」みたいな項目を選ぶと、パネルにピン留めできる。デスクトップ画面から直にアクセスできるようになるのでおすすめです。

パネルにCPU温度を測るアプレットを追加

パネルを右クリック ⇒ [ パネルにアプレットを追加 ] ここでパネルのアプレットを追加したり削除したりできます。不要なアプレットは削除しますが、DownloadタブからCPUの温度を計測できるツールがあるので、これは使ってみようと思いました。
「CPU Temperature Indicator」...登録したら、設定で何秒おきに計測するか調整することができます。システムに過度な計算をさせたくないので、ここは長めに10秒くらいでいいかな?って。

パネルを左に移動する

スクリーンが横の長方形なので、パネルは左右どちらかの方が作業画面が有効に使えそうに思いました。 パネル上で右クリックして、カスタマイズ ⇒ 移動、とりあえず左に配置。

デスクトップ画面の仕上がり

Desktop画面
さらにスッキリしたデスクトップ画面になりました。

Stacerでの計測

Desktop画面

この時点でのLinax mint19.2 Cinnamon起動後のパフォーマンスを計測してみました。 で、システムメモリ消費が0.58GBくらい。素晴らしい軽さです。 Windows10初期設定後にメモリ1.5GB消費してたのと比べ、約1GBのメモリを余分に使えるようになりました。


また、端末でfreeというコマンドを入力してもメモリを計測できます。
free

使用メモリ

Usedの値が、現在のメモリ消費量です。
慣れたら端末での計測が早そうですね。

Cinnamonデスクトップが起動しなくなった時の対処法

Desktop起動しない

「Cinnamonのデスクトップ画面が起動しない」
: unable to launch "cinnamon-session-cinammon" X session ---
"cinnamon-session-cinnamon" not found; falling back to default session.

これは色々なアプリをインストール/アンインストールを繰り返すうちに起こってしまった出来事です。 スタートメニューから要らなさそうなアプリ...この時は「オンラインアカウント」をアンインストールしようとして、Cinnamonシステムファイルに連なるパッケージ、あるいは依存関係のファイルを誤って削除してしまい(ダイアログがそのように聞いてきたからね)、どうもCinnamonのシステム起動にエラーが起こってしまったようなのです。


やってしまいましたね。通常の操作で、大事なシステムファイルには触らないでいて欲しいが、Linuxは自由度が高い分、触れてはいけない所を失敗から学ばなくてはならない。こういう時のためのバックアップは必須だと感じました。


はてさて、こんな時にこそインターネットを活用します。
起動しないなら、ハードディスクに残しておいたWindowsを立ち上げて、インターネットで原因を調べてみると良いです。

Googleにエラー名で検索


すると、当時の結果でこのような記事に行き着きました。

参考 ⇒ unable to launch "cinnamon-session-cinnamon" X session - 云々


ここに書かれてあることを試したらこんな感じでした(o _ o。)

  • デスクトップのエラー画面で「Ctrl + Alt + F1」キーを押す
  • するとターミナル(端末)のような画面が出てくる
  • ログインユーザー名を入力してEnter
  • パスワードを入力してEnter
  • コマンドを受け付けるようになったら、以下のコマンドを入力して...ENTERを押すよ
  • $ sudo apt-get install mint-meta-cinnamon
  • パスワードを求められたら、パスワードを入力
  • 実行しますか?の****が出てくる(Y/n)で、Yを入力してENTER
  • 復旧が完了しました


Ctrl + Alt + F1

初めてのLinuxで豪快にバグを起こしてしまったが、何とかなりました。これはバックアップ取らないと怖いですね〜。(最悪Linux mintの再インストールと初期設定をもう一度と考えてました) まぁ焦らずとも無事に復旧できたので、次はバックアップと復元について、手順を追っていこうと思います。

続き ⇒ Linuxシステムバックアップ方法、Timeshiftの使い方