LinuxでDTMを始める手順・まとめ

(2025.05.03執筆、2025.05.13更新)


Linuxを用いて、DTM用途にPCセットアップをする選択が現実的なものとなりました。
2020年くらいまでは、あのVSTプラグインが動かない...というケースも稀ではありませんでしたが...

2020年当時の記録


2025年以降、殆どのWindows用プラグインの動作がLinux上で確認できるようになりました。どうかしたらネイティブよりもパフォーマンスが良くなってます。Wineやyabridge開発者さん方には、多大な感謝を申し上げねばなりません。

元々Linuxは、ほぼメモリやCPUを専有しないので、お使いのPCのスペックをDTM用途にフル活用でき、動作環境がwinよりはるかに向上します。 PC性能にかかるコストが抑えられる、あるいは、さらに性能を底上げできる点で、LinuxでのDTMは素晴らしい選択肢となりえます。


また、DTM初心者か、経験者かで、おすすめの導入手順と難易度が異なります。
いずれもLinuxをセットアップした前提で話を進めるので、未だの方は以下をご確認ください。

初心者向け:ArdourをLinuxにセットアップ

初めてDTMを試されたい方は、ひとまずArdourというDAWソフトをインストールしましょう。
「ソフトウェアの管理」から、Ardourを検索してインストールできます。

Ardour内の機能には、必要な楽器、オーディオ編集用プラグインなど、おおよその作曲環境が整います。
ArdourはLinuxユーザー向けに開発されてますし、Linuxだと無料で導入できるのでおすすめです。

次に、Linuxシステムのオーディオ環境を整えます。

JACKサウンドサーバーの導入(オーディオ環境のセッティング)


後は、Ardourのyoutube動画などの解説を見ながらやってみるといいです。
インストールがとても簡単ですし、作曲環境も十分に整います。PCスペックもほとんど要求しません。

経験者向け:WinやMacからの移行を考える方など

経験者の方は、これまで使ってたWin用のプラグインをLinux上で動作させるために、数個の追加手順を踏む必要があります。




またWindowsやMac専用のDAWが動作させられないこともあるので、DAWの乗り換えが必須になってくることもあります。 FL-Studio、Bitwigなどは、そのままLinux上で動作させることが可能ですが、そうでない場合はREAPERを選択することが主流です。
有名なCubaseは、アップデートコストとライセンス管理の手間が厳しく動作も重たいので、これを機に乗り換えてみられても宜しそうな感触です。




これでほぼ、環境が一新されますね。
あれは動くか?これは動くか? 経験者で大量のプラグインをお持ちの方は、非常に頭を悩ますと思います。
わざわざLinuxに乗り換えてまで可能性を模索する勇者を、私は応援します。大丈夫ですよ、今はほとんど動きます。ものは試しですね。

主要OSはどんどん扱いづらくなりますが、LinuxOSにとっては良い時代に突入しました。
ぜひ皆さんも後に続いて見られてくださいね!

iLokはオンラインのクラウド認証で行う

またiLok認証については、Cloud認証であればLinuxでも動作報告が上がっています。 UVI Falconを用いた音源は動作報告を確認してます。Vienna製品、後はCinematic Roomsなど、たぶん?動くと思われます。

ただiLokのマシン認証はたぶん推奨されません。~/.wineフォルダ以下がWindowsシステムと同じ扱いになりますが、Wineの操作に慣れるまでは初期化したりもするでしょうから、そのとき最悪ライセンスも一緒に飛ばしてしまう可能性はありますか? 慣れるまでiLokはオンライン認証で、それ以外の認証方法を控えておいた方が無難だと思っております。

もし認証の懸念が問題ない場合はご連絡ください。筆者はあまりiLokに詳しくありません