Kontakt on Linux インストール方法まとめ

(2019.11.27執筆、2025.05.07更新)


LinuxDTMで業界標準のサンプラー「Kontakt」を使えるようになるといいですね。
Kontaktは有償版を半額セールのときに是非。KontaktFactoryLibraryの音源は実用的なものばかりだ(私はこれだけでも十分だと思う)し。色んな場所で配布されてるWAV音源を扱えるように鳴るので。一気に扱える音源が増えます。

最初にKontakt無料版(Komplete Start)で、インストールの手順を確認することをオススメします。
一般的にLinuxはサポート対象外で、最初は上手く使えない状況となるのが普通です。 私はよく分からないのに、いきなりKontakt有料版で挑戦を試みたため、うまく行かなかった時のダメージが大きかった。最終的に動いたので問題ありませんでしたが。

では、Linux上でKontaktを動作させるまでの手順をメモしておこうと思います。

Kontaktインストールとライセンス認証に必要なもの

前準備1 ⇒ Linux で Windowsアプリを使う「WineHQ」の導入

  • Wine: 9.21-Stanging
  • Native Access:1.14.1(旧式ver1の最終バージョン...)


Komplete製品版の場合
  • 外付け外部ディスク1,000GB以上


Windowsからインストール構成のバックアップを移動させる場合
  • これまで使ってたWindowsのハードディスク

気をつけるポイント

認証用ソフトNativeAccessは、旧バージョンの最終版(1.14.1~)を使う。
NativeAccess2の動作は、Wineの追加設定で混乱を生ずるので未経験の方は避ける。

NativeAccess経由で、各ソフトのダウンロード ⇒ インストールの段階で詰まることがある。 ターミナル操作に精通する方なら良いが、慣れない方は一度Windows環境でインストールした後に、インストール構成をそのまま移動させる方法を推奨。
これはPC移行時のクリーンインストールを確実に楽に行うための方法でもある。

NativeAccessは、あくまでライセンス認証用として扱う。

過去の記録

その昔、Wine4.0.3を入れてそのままの状態で、NativeAccessは無事にDL、インストール後、起動OK。
ログイン画面でログイン、シリアルNo.での認証もOKでした。

wine設定
なおNativeAccess起動時だけは、wineをWindows10以上の設定で動作させる必要がある(平常時はWindows7でOK)

問題は製品のインストール時。
製品版のHDDからインストールしようとするとアプリケーションエラーが起こり、NativeAccessが終了。音源も未インストールで終わる。

インストールエラー

DLは無事に進んでいくが、完了したと思った時点(おそらくインストール直前?)にerrorが起こる。
製品のインストールは、.isoを展開することで行われるようだが、wine上ではうまく.isoをマウントできないことがある。

ちなみにDLした.isoは、/home/.wine/drive_c/usr?まぁどこかの?/download/フォルダに残ります。ここから.isoを手動インストール可能か?ということで試したことがあります。

方法その1:手動で.isoからインストール

まだ慣れない頃、Linux上で手動インストールの方法を試しました。
DLした.isoを右クリック⇒ディスクマウンターで起動(マウント)し、中のsetup.exeみたいなのを起動してみる。すると、今度は製品データをうまく認識してくれなくて次に進めない。。。

.iso認識されない

ちなみに正規のwindows上だと、インストーラー起動時にF:\みたいな外部ドライブが現れてそこからインストールしてました。
一方でLinuxのwineだと、手動インストール画面起動中に~/.wine/drive_c/usr/ユーザー名/temp/(うろ覚え?)みたいなところに中身のデータが現れてました、しかしインストーラー側は外部メディアを参照するようで、うまくデータを認識してません...

...製品データが~/.wine/drive_c/usr/ユーザー名/temp/以下のアドレスに現れたことが伺えるので、winecfgの設定で、そのアドレスをF:\みたいな外部ドライブ参照に設定してあげたら、もしかしたらうまく進む可能性があるかもしれません。

手動インストールでうまく行った人は居ます。
参考 ⇒ Native Access wine上のレポート(WineHQ)

.isoのデータをどのようにマウントするかがポイント

手動で.isoからインストールするには、DLした.isoファイルに対しての操作方法が肝。
.isoファイルを「udf」?でマウントする必要があると教わりました。

参考 ⇒ 2018年9月:WineでDrumMic'a!(KONTAKT Player 5)を動かしてみた


DLした.isoファイルに対しての操作(参考例)
sudo mount -t udf -r Kontakt_Factory_Selection.iso cdr -o unhide 

.isoへのファイルパスも関係あるかもしれません。例えばDLした.isoは .wine/drive_c/usrs?まぁどこかの?/download/フォルダに保存されてるので、↑のマウント操作前に、端末で最初にディレクトリを指定してあげるとか。
sudo mount -t udf〜/ .wine / drive_c / users / user / Downloads / isoname.iso -o unhide / mnt

私は結局、このUDFでの操作が当時よく分からなかったので、最後まで試せないまま終わりました、。
UDFマウントについての参考記事はこちら。

mount - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表


もし分かられる方は、Linux上で解決する.iso手動インストールの方法だと。今後の音源アップデートにも対応できるメリットがあるかな。

参考 ⇒ LinuxMusicians ネイティブアクセス

glowrak guyによる投稿 » Mon Dec 17、2018 1:42 am

isoマウンタは、NI isoファイルを処理するためにインストールされます。
ワインと完全に互換性がないため、ワインでは、
Native Accessによって開始されたisoダウンロードはしばしばエラーが発生して短時間停止します。
しかし、完全なisoは_実際に_完全にダウンロードされています

/home/you/.wine/drive_c/Users/you/Downloads/name-of.iso

ここで、そのisoをマウントするフォルダーと実際のコマンドが必要です。

mkdir / home / you / iso-filesまたはフォルダーを好きなように呼び出します)

mount -t udf /home/you/.wine/drive_c/Users/you/Downloads/name-of.iso -o unhide / home / you / iso-files

cd / home / you / iso-files

これで、ダウンロードしたisoに以前は隠れていたインストーラーが表示されるはずです。
/ home / you / iso-filesにマウントしたこと

インストールするには、

wine name-of-installer.exe

それが成功したら、Native Accessを実行し、「シリアル番号の追加」オプションを使用します。
ネイティブアクセスを再起動する必要がある場合があります
「インストール済み」パネルに登録済みプラグインを表示します。

方法その2:Windows上で一度Kompleateをインストールする

Linux上で.isoからの手動インストールが出来ない場合、別の方法があります。私はこちらを推奨します。
システムを一新するたびに、わざわざ重たい製品データをDLしなくて済むからです

またLinuxに限らず、PCリニューアル時の最も安全なクリーンインストール方法として、覚えておいたほうが良いです。
この方法は、Kontaktを実際のWindowsにインストールしてから、そのファイル構成を.wine上で再現する手法になります。

参考 ⇒ Tested with latest version at 2019/06/13.

英語ですが、どうやら日本の方が書いてますね。 翻訳かけてみるとこんな感じです。

動作するもの
すでにインストールされているNI製品をアクティブ化することができます。


しないもの
ハードドライブに製品をインストールすることをしません。
Native Instrumentsは製品を.isoファイルとして配布するため、
Native Accessはこれらの.isoファイルをマウントしようとします。
しかしWineの初期状態ではうまく読み取ることができません。


回避策
LinuxでNI製品を使用するには、実際のWindowsマシンを用意します。
Windowsを使用して製品を外部ハードドライブにインストールし、Wineを使用して製品をアクティブ化します。

製品を外部ドライブにインストールします(例:E :)。
製品のインストール後、Native Accessはアクティベーションキーを
レジストリHKEY_LOCAL_MACHINE \ Software \ Native Instrumentsに保存します
Windowsのregedit.exeでエクスポートし、Wineのregedit.exeでインポートします。

HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Native Instrumentsに対しても行います。
このレジストリには、各製品のインストールパスが含まれています。

winecfgを起動します。
製品をインストールした外部ドライブのドライブ文字が
Windows環境と同じであることを確認してください(例:E :)。

Windows環境からWine環境にいくつかのファイルをコピーします。
C:\ Program Files \ Common Files \ Avidおよび
C:\ Program Files \ Common Files \ Native Instrumentsに対して実行します。


必要であればProgram Files(x86)にも所定の操作を行います。

Wineを使用してネイティブアクセスを起動します。
Windowsを使用してインストールしたすべての製品は「インストール済み製品」としてリストされます。

それでおしまい! Linuxでは、デモモードではなくフルライセンスでほぼすべてのNI製品を使用できます。

なるほど。

どちらにしても、最初は確実なWindows上でのインストールが望ましい。
一度LinuxからWindowsに戻して、正しい手順でインストールします。

Windowsでのインストール及びバックアップ作業

外部メディアにインストール先を設定

予め、インストール先を外部メディアに設定するのを忘れず。
外付けディスクに"Komplete"専用フォルダをつくり、割り当てた。


インストール

無事にインストールできると嬉しいですね。
なお、サイズがサイズ(Komplete Ultimate版で500GB)なので、SSD1TBくらいの外付けが必要かと。。
製品版は容量が大きすぎて、データ保管にも気を使います(o _ o。)


windows内で全てをインストール、アクティベートまで完了すると、レジストリエディタにて記録が残ります。
公式サポートにもレジストリの扱いには注意書きが添えられてるので、Windowsユーザーさんも念のためエクスポートファイルのバックアップを取ることをおすすめします。

レジストリエディタ

Windowsのレジストリエディタを起動して、
レジストリHKEY_LOCAL_MACHINE \ Software \ Native Instrumentsのフォルダを、エクスポートして保存。
レジストリHKEY_CURRENT_USER \ Software \ Native Instrumentsも同様に。


フォルダコピー

そしてWindowsの
C:\ Program Files \ Common Files \ Native Instrumentsフォルダを、外部メディアに保存しておきます。
C:\ Program Files \ Native Instrumentsフォルダ内のNative Access以下も、フォルダごと保存しておくと良いです。

Program Files(x86)にも同名のフォルダが存在するので、32bit版のプラグインが必要な場合は、同じように外部メディアに保存しておきます。

Komplete移行の際の、最低限必要なバックアップデータ

  • 2種類のレジストリキーを格納したファイル
  • C:\ Program Files \ Common Files \ Native Instruments内のデータ
  • C:\ Program Files \ Native Instruments \ Native Access内のデータ
  • 外部メディア(ここではE:)にNativeAccessからインストールされた製品データ

  • これで移行に必要なバックアップデータが揃います。

    Linuxの.wineに音源インストール後の環境を構築する

    あとはLinux上での操作です。各種フォルダや設定ファイルを元に、外付けメディアからインストール後の環境を再現します。
    私はHomeディレクトリ以下に音源用のディレクトリでも作成して、そこにKomplete音源をフォルダごとコピー。winecfgにて、そこを外部メディアとして認識するよう設定しました。

    音源インポート

    これでPC一台での作業が完結するし、音源の外付けバックアップも取れた状態です。


    次にレジストリエディタ。
    レジストリエディタインポート

    wine regedit
    
    .wineのレジストリエディタを起動して、ファイル⇒インポートを選び、windows内でエクスポートした.regファイルを指定します。 するとレジストリキーが復元される。2個ともこの方法で復元させます。


    最後にC:\ Program Files \ 内のフォルダの復元です。
    Windowsでコピーをとった各フォルダを、.wine上の同じ位置にコピーして復元させてあげます。

    C:\ Program Files (x86)\ についても必要ならば同様に。


    全ての復元作業が完了したら、.wine上でネイティブアクセスを起動してアクティベート状況を確認してみてください。 たぶんうまくいくと思います。私はこれで大丈夫でした。

    インストールしたKontaktを正常に起動させる

    次は、実際にLinux上でKontaktを起動するまでの手順です。

    続き ⇒ Kontakt on Linux(Yabridge経由で起動する)