REAPERの初期設定3 -ショートカットキーの確認・変更-

(2020.10.11執筆)


前回はREAPERのマウスコマンド設定を見ていきました。
今回はアクションリストから確認できるマウス操作・ショートカットキーの変更箇所を追っていきます。

スクロール・ズーム操作を見直す

まずスクロール・ズームの画面操作を見直しましょう。たぶんココが一番影響が大きい。

参考リンク ⇒ マウスホイールを使った画面動作のショートカットを変更する

アクションリスト ⇒ Main

Section:Main ⇒ scroll(スクロール)で検索

REAPER Main Scroll

アクションリストのメイン画面に対する操作を、ショートカットキー・マウスホイールで割り当てできる画面です。 ここで、以下のアクションにショートカットキー・及びマウス操作を追加しました。
まずスクロール項目から調整するので、「scroll」と絞り込みを入れますと該当のアクションを見つけられます。

マウスホイールで縦スクロール
⇒ View: Scroll vertically (MIDI CC relative/mousewheel) を Mousewheelに変更

水平マウスホイールで水平スクロール
⇒ View: Scroll horizontally reversed (MIDI CC relative/mousewheel) を HorizWheelに変更


加えて、初期設定でAlt + 矢印キーでスクロール移動ができることを確認できますね。
それから[キーで、プレイヤーカーソルをスタート位置に巻き戻せることも確認。(ここは重宝する)

Section:Main ⇒ zoom(ズーム)で検索

REAPER Main Zoom

続いて「Zoom」でアクションを絞り込む。ズーム設定は以下のように割り当てました。

Ctrl + マウスホイールで水平ズーム
⇒ View: Zoom horizontally (MIDI CC relative/mousewheel) を Ctrl + MouseWheelを追加

Page Upで縦ズームイン
⇒ View: Zoom in vertical に Page Upを追加

Page Downで縦ズームアウト
⇒ View: Zoom out vertical に Page Downを追加


やはり自分で設定できると断然いい。
自前でコマンドを把握できる素晴らしさ。

アクションリスト ⇒ MIDIエディタ

メイン画面に続いて、MIDI編集画面でも同様の操作が行えるようにします。

Section: MIDI Editer ⇒ scroll(スクロール)で検索

REAPER MIDIediter Scroll

MIDIエディタにセクションを切り替えて「Scroll」で絞り込む

マウスホイールで縦スクロール
⇒ View: Scroll vertically (MIDI relative/mousewheel) を Mousewheelに変更

水平マウスホイールで水平スクロール
⇒ View: Scroll horizontally reversed (MIDI relative/mousewheel) を HorizWheelに変更


Section: MIDI Editer ⇒ zoom(ズーム)で検索

REAPER MIDIediter Zoom

続いて同様に「Zoom」でアクションを絞り込む。

Ctrl + マウスホイールで水平ズーム
⇒ View: Zoom horizontally (MIDI relative/mousewheel) を Ctrl + MouseWheelに変更

Page Upで縦ズームイン
⇒ View: Zoom in vertical に Page Upを追加

Page Downで縦ズームアウト
⇒ View: Zoom out vertical に Page Downを追加

MIDIエディタに追加のショートカットキー設定

続いてMIDIエディタに追加のショートカットキーを設定していきます。
ここは自分の打ち込むスタイルに合わせて変わってきそうなので、参考程度に。

MIDIノート選択時のショートカットキー参考

REAPER MIDIediter note

  • ↑:選択中のノートを半音上げる
  • ↓:選択中のノートを半音下げる
  • →:選択中のノートを1グリッド右へ移動
  • ←:選択中のノートを1グリッド左へ移動
  • Shift + →:選択中のノートを1ピクセル右へ移動
  • Shift + ←:選択中のノートを1ピクセル左へ移動
  • Ctrl + ↑:選択中のノートベロシティ+10
  • Ctrl + ↓:選択中のノートベロシティ-10
  • Shift + Ctrl + ↑:選択中のノートベロシティ+1
  • Shift + Ctrl + ↓:選択中のノートベロシティ-1




REAPER MIDIediter notelength

  • 1:次のノートの長さを全音符に
  • 2:次のノートの長さを1/2音符に
  • 3:次のノートの長さを1/2T音符に
  • 4:次のノートの長さを1/4音符に
  • 6:次のノートの長さを1/4T音符に
  • 8:次のノートの長さを1/8音符に



REAPER MIDIediter notelength2

  • Ctrl + →:選択中のノートを2倍の長さに
  • Ctrl + ←:選択中のノートを半分の長さに




REAPER MIDIediter notegrid

  • Ctrl + 3:ノートグリッドを3連符に合わせる
  • Ctrl + 4:ノートグリッドを4分音符に合わせる



だいたいこんな感じ。自分で使用感で確かめながら設定する所がミソです。自分自身がやりやすいように!
後は追加でアーティキュレーション切り替えの工夫を施しますが、そこからReaScriptを新しく追加するので次回に。


次 ⇒ ReaScript + 独自のアクション項目を導入する

REAPER・カスタマイズ設定項目

  1. 全般の設定を見直す
  2. マウス操作を使いやすくする
  3. アクションリスト(ショートカットキー等)を設定する
  4. アーティキュレーション切り替えの独自設定
  5. REAPER日本語表示とフォント変更
  6. Linux版 REAPERでMIDIキーボードを認識させる