REAPERインストール方法 on Linux ⇒ 音を鳴らすまで

(2020.08.13執筆)


前回おすすめしたDAW、REAPERをインストール、音を鳴らすまでの手順をメモします。
LinuxだとREAPERのインストールにターミナルコマンドを使うので、ちょっと慣れが必要。 まずは公式サイトからLinux用のパッケージをDownloadしておきます。

REAPER
⇒ REAPERの公式ダウンロードページ



Linux mint 19.3の場合は、Linux x86_64用のパッケージを選べばOK。
追加でJACKオーディオ環境も必須ですが、前回の記事にて設定済みなので省略。
未確認の方は、まずこちらをご覧ください。

Linuxオーディオ環境を整える「JACKサウンドサーバ」の導入

REAPER on Linuxインストール方法

  1. ダウンロードしたファイルを解凍する
  2. ターミナル起動
  3. 解凍したREAPER(最新版)フォルダ内のinstall-reaper.shを、ターミナル画面にドラッグ!
  4. ファイルパスが出るが、両端の''を消してENTERするとインストールファイルが実行される
  5. コマンドライン形式でインストールの物語が進む。英語が理解できると確実


REAPERインストール

インストール手順を日本語で解説されてる記事もあります。慣れたら簡単。

REAPERをLinuxにインストールする方法



無事できたら、起動して音を鳴らすまでの手順を追っていきます。

REAPERを起動して音声ファイルを再生

deha音が鳴るか確認。何らかの音声ファイルをトラックにドラッグです!
もう一度言います。トラックにドラッグ(' '*)。。。



確認かんたにゃ。WAVでもmp3でもoggでもm4aでもflacでも、適当なサンプルファイルを乗っけてみてください。 DAW上で再生して音が鳴るのを確認できたらOK。

REAPER内で付属サンプラー(ReaSamplなんとか)を使って音源作り&譜面作成

次に譜面の編集、実際の作曲行程にも触れてみます。
簡易的にピアノのサンプル音を一つ使って、曲作りの実験してみました。 DAWの音源は、このように一つの音を一つの鍵盤キーに割り当てて、対応する音階を鳴らすように設定されます。

この機能を「サンプラー」と呼ぶ。



楽器となりうるサンプラーの扱いについても触れておきます。
まず、そのサンプル音をどの鍵盤キーに割り当てるか?という、設定。音階を合わせる。
次に、譜面でベロシティの強弱に対し、音量の最小値をどの辺に持っていくか、という設定。

このように、楽器の一音一音に対してキーや音量の強弱を設定することで、DAWの中の音源として使えるようになる。(一度音源を設定して保存すると、次回から簡単に呼び出せるようにもできます)

ReaSamplは簡易的な性能、実用には向かないと思うので。参考程度に。


(サンプル音はVSCO2(CE)のフリー音源より使わせていただいてます。感謝)


音源は.sfz形式だと扱いやすい。またはWAVファイル群からサウンドフォント(.sfz形式)に自前でまとめるといい。
いくつかのREAPER初期設定のコラムを挟んで、次回sfz対応のサンプラーと一緒に紹介します。

REAPER 初期設定コラム

  1. 全般の設定を見直す
  2. マウス操作を使いやすくする
  3. アクションリスト(ショートカットキー等)を設定する
  4. アーティキュレーション切り替えの独自設定
  5. REAPER日本語表示とフォント変更


次 ⇒ SFZ-VSTi on Linux ⇒ サウンドフォント専用サンプラーの導入