電磁波対策まとめ

(2023.09.18執筆)

一般の知識において、電磁波への認識や対策法があまりに杜撰な様子でしたので、此処にまとめておきます。
現代社会に関わり、その中で生きていくなら、誰もが知って体感して対策しなければならない。
まず私達が触れる電磁波には、種類があります。

(昭和後期~)「家庭用コンセント(低周波50~60Hz/毎秒)」
・電場(コンセントの電圧から発生)
・磁場(コンセントの電流から発生)

(2010年~) 「4G通信帯(高周波2,400,000,000Hz/毎秒→2.4GHz/毎秒)」

(2020年~) 「5G通信帯(高周波5,000,000,000Hz〜/毎秒→5.0GHz〜/毎秒)」 スマートメーター

(その他)
パソコンやスマホ端末からくるCPUクロック数(高周波0.8Ghz〜4.0GHz/毎秒)
Bluetooth
位置情報のGPSなど


同じ電磁波という言葉でも、各周波数帯によって測定できる機械が異なりますし、影響の現れ方、対策法も少しずつ異なります。
まず、周波数によって電磁波に違いが出てくる、測定できる範囲が測定器によって異なるという点に氣をつけてください(数値を鵜呑みにはできない)。 また、近年の技術によるものほど影響力は強くなっています。

何が一番の問題なのか

目に見えないから影響はない、数値上問題ないから安全。と言うわけではない。 電力会社や、通信技術を管理する企業にとって、電気や無線通信で管理するシステムは大いなる利益を生みます。 クラウドサービスにしても5Gやその他の通信技術にしても、消費者にメリットのみを伝え、機能的に無線技術を使うことを強制し、しかし負の部分を覆い隠し見えなくする。或いは世論を通じて、大衆に広く受け入れさせることをゴリ押ししました。

これによって「安全だ」「何も問題はない」という先入観のもと、人々が何も気に掛けないで使っていることが大きな問題だと捉えます。環境は10年前とは比較にならないほど悪化しています。使う皆さん自身が被害者であり、同時に加害者となってます。
見えない影響力を視覚化して引きずり出し、各自が対策する意識を持たなければなりません。

では、簡単に各周波数帯における電磁波の特性と、対策方法に触れておきます。

低週波

主に家庭用コンセントから出てくる電磁波のこと。 低週波の電磁波は、(V)電圧からくる電場、(A)電流からくる磁場があります。
家電製品にかかる電圧は100Vの電場で固定、なので消費電力が上がるほど必要電流が増え、磁場が上がります。

家電製品(コンセント)はアースで対策

まず電場については、アースを取り付けることで"0"にできます。 電圧は高いところから低いところへ向かう。地面の土に向かって電気の逃げ場を作れば、電場の影響は0。 家庭では、冷蔵庫と洗濯機を置く場所のコンセントに、おそらくアース端子が取り付けられてると思いますので、消費電力が大きい、または連続して使う家電は、必ずアースをするようにします。アース線をホームセンターなりで購入して、家電のアース端子からコンセントのアース端子に繋げばOKです。

アースを取り付ける推奨家電

・冷蔵庫
・洗濯機
・エアコン
・ホットカーペット!!!!!
・電子レンジ・オーブン
・IH調理器具!
・デスクトップパソコン

或いは土に裸足で立つ、または地面にアース棒とアース線(銅線)をつないで、その線に直に触れておくことでも"0"にできます。

家電製品(コンセント)の磁場対策は距離を置くこと

コンセントの配線からも磁場が出ています。配線の近くにはベッドを置かないこと、壁からは少しでも離れて寝ること。ですね。
ベッドの頭に携帯を充電して寝るのもNGです。寝る時は別の部屋で充電してください。

また家電製品のうち、消費電力の大きい家電(特に熱を伴うもの)には注意が必要です。 ホットカーペット、電子レンジ、IH調理器など、これらは消費電力が大きく、磁場の発生も強まっています。磁場とは、距離を置くことで減衰する性質をもちます。なので、密着して使わないことが第一。1メートル以上は離れるべし。

なので密着して使うホットカーペット、電気毛布は要注意家電製品になります。できるならば使わないことを推奨しますが、どうしても使う場合は独自にアースを取り付けるなど工夫が必要です。パソコンも使う時間が長くなるほど、注意しなければなりません。

高周波、無線通信/Wifiなどの影響

平成後期から出てきた無線通信システム、これは従来の低週波とは影響の現れ方が異なっており、高周波数帯の桁違いの周波数を持っているのでさらに注意しなければなりません。 国際的な基準でも、この無線通信を使った電磁波の影響が「発がん性」を誘発することを認めています。

  • 3G通信は0.8GHz
  • 4G通信は2.4GHz
  • 5G通信は5.0GHz〜


音楽的には、周波数帯が上がるほど高域の指向性を持つようになります。どういうことかというと。 無線通信は周波数帯が低いほど、発信源を中心に広範囲にぼんやりとカバーできるエリアを持ちます。つまり発信源から距離をとるほど影響を少なくできます。4Gまではそうでした。
しかし周波数帯が高くなるほど、ポイント集中的な、まさにレーザーのような強い電波で集中的にやりとりする、無線通信による電磁波の影響力は、格段に、急激に上がってしまいます。しかも距離によって減衰しづらくなっています。

変わりに高周波数帯になるほど、障害物に弱くなり、カバーエリアも狭くなるといった特性をもちます。 そのため、街では木が次々と切り倒される動きが起こり、各電柱やマンホールなど、至るところに5G中継機が設置されることになります。 周波数帯が高くなるほどデータ転送速度は早まりますが、その恩恵を維持するのに、周囲に対する環境被害や設備管理など、まったく考慮されないのが現状です。消費者は知らないから、知らされていないから、営利企業にとってやりたい放題であります。

健康面では、やはり急激に電磁波の影響が強まっているため、肌身でそれを体感できる人は増えています。ただ、医者はそのことを診断できませんし(専門外なので)、また流行病やその他の様々な世の動きから、原因をはっきりと判別しづらいわけでして。 最終的には自分自身での体感の違いを、対策前後で確かめて、個別に対処しなければならない状況なのです。

無線通信/Wifiなどの電磁波の対策

対策としては、まずシンプルに「使わない」ことです。 通信してるときだけ、無線による電磁波が発生するからです。 パソコンからはwifiをオフにしても、有線ケーブルを繋いでインターネットができます。

ここで問題となってくるのが、各企業がスマホ・通信機器を開発する裏の目的です。 現在、無線技術を駆使した監視社会体制へと移行しつつあります。端末のOSもSNSも連絡アプリも、各個人をインターネット上に繋いでおこうとする意図、できるだけ通信を使わせよう!とする意図があからさまです。 渡されたスマホそのままの設定で使っていると、無駄に無駄に無線通信を食うわ通信費が嵩むわ、端末は消耗するわ身体にも悪影響を及ぼすわ。この時代の流れを、無意味な浪費を促そうという企業の有り様を、いやでも理解させられます。しかも私達の健康や、環境の配慮を全くされてないことが一目瞭然です。

試しに、位置情報の設定を見てみてください。 その機能が必要なのは、マップアプリくらいですが、全く無関係のアプリやシステムが、詳細な個人の行動履歴を追跡、データ保存している様子を伺うことができます。そういったところを一つ一つ確認し、使用者が外していかねばなりません。

これが今の時代に必要な、自己の改善の一例です。実態を知らなければなりません。

データ通信を節約するには?

電磁波を無駄に発生させないためにも、データ通信の制御を学んでください。 最も通信量を食うのが動画サービス、次いで写真、次に音声、最後に文字です。 動画と、文字のやりとりとでは、天と地ほど通信コストが違います。

必然的に、動画の閲覧、インスタ等の閲覧、写真の設定管理を見直すことが、改善の大きな割合を占めることが解ると思います。 またBluetoothや位置情報などは、データ通信とは別枠なので個別に見直さなければなりません。

スマートメーターについて

次世代通信技術を使って各家電の使用状況を取得します、強い高周波が30分おきに発生します。各家庭で対策をしなければなりません。 電磁波の観点でもプライバシーの観点でも設置は断るべきですが、手遅れでもこの通信部分の取り外しはできます。
各エリアに対応する電力会社の電話番号を調べ、取り外しの旨を伝えれば対応してもらえます。


以上、ざっくり電磁波対策のまとめでした。
続きは以下、各スマホの設定項目について書いたコラムをご覧ください