iPhoneの快適な使い方*アプリ最適化まとめ
(2021.08.31執筆)
最近、ご近所さんのスマホ相談が相次いでまして...iPhoneの方、多いですよね。
バッテリー交換ができたり長く使えたりが嬉しい端末。その分、高額だったりアップル独自の仕様(制限)に悩まされたり、一長一短。
デフォルトの設定上、そのまま使ってると通信容量を無駄に消費しがちで×。家計と心身によろしくないため要改善。
これを普段の使い方そのまま、ユーザーに優しいiPhoneに変える設定方法を明記しました。
チェックリストは優先度の高い順から。
iPhone改善の最優先ポイント
- iCloud依存を無くす ⇒ USBメモリでデータ保管
- 解像度の少ないカメラ(StrageCameraHD)を普段遣いにする
- 位置情報はOFFを基本とする
- iPhoneを探すをオフにする
- Appのバックグラウンド更新をオフ(或いは最低限)に
- 必要ないアプリを削除する
- +SNS(FacebookやTwitter等)はSafari経由で開く設定にもできる
- スクリーンタイムをオフに
- AirDrop、Handoff、をオフに
順に詳しく見ていきます(' '*)
1:iCloud依存を無くす ⇒ USBメモリでデータ保管
iCloudは影響大。そもそもiCloudの仕組みをよく分かってない人が多い。 これはiPhone上にある個人データを、ネット上に自動バックアップする機能です。5GBまで無料。 購入時は全ての項目がON(勝手に転送される)状態、ほぼ知らずに動いてるならば無駄さが恐ろしい。iPhoneのデータで、最も容量を食うのが「写真」と「動画」です。
毎回iCloud保存のために大容量の送受信を繰り返すと、iPhone端末にも通信コストにも本人にも負担が大きい。
なので基本的には、iCloud上でのデータ保管は止めて(特に写真)、物理的なUSB端末でのデータ管理を心がけるべきです。すると写真だけでiCloudストレージを圧迫することは無くなり、よりiPhoneの強みが活かされます。
特にパソコンをお持ちでない方は、iPhone用のUSBを使うのが確実! 写真などのデータは、手で触れられる記憶メモリの方が、本人しっかり管理できるので断然良いです。
iPhone用USBメモリの例

⇒Wivic...iPhone・他対応・USBメモリ 128GB
Wivicはおすすめの一例。iPhoneだけじゃなくiPad、androidやPCなど色んな端末に対応するUSB。
iPhoneに挿してアプリを入れたらそのままデータ移動やバックアップができる。
128GBの容量に価格、使いやすさがバランスとれてて、おすすめ。

⇒Y-disk...iPhone・他対応・USBメモリ 32GB
さらにコスパが優れる選択肢。ただY-diskの場合は、USBを初期化しないとスマホで認識しないのが難(その後は問題なく使える)。
USB初期化できるなら買いだが、よくわからない人にはオススメできない。
他 ⇒ iPhone対応USBメモリについての解説
届いたら、iCloudや端末から写真などのデータをUSBメモリに移動させます。 iPhoneに差し込むと、USB付属のアプリをインストールするよう指示が出ると思うので、そのアプリを使ってデータの移動を行います。
USBにデータが移動できたら、端末やiCloud上から写真等のデータを削除してOK。
端末もそうですが、とにかく写真や動画はiCloud上から抹消すること。残り容量がガラ空きになるはずです。
写真はUSBで管理する癖をつければ、iPhoneに余裕が生まれてパフォーマンスが向上します。
ここまで下準備ができたら、iCloudを切り捨てて大丈夫です。
iCloudの利用については「設定」⇒「名前」の欄をタップ⇒「iCloud」、でそれぞれ変更できます

参考 ⇒ iPhoneのiCloud同期を解除する方法(iPhonetさんより)
iPhoneの中の写真や動画データがUSBに移せたら、iCloudの写真をオフにできる。このiCloud写真項目をOFFにするだけで断然パフォーマンスがよくなる。
iCloud機能は、メールやシステムバックアップ等、機種変更で引き継ぐ項目のみに厳選して絞ることをオススメします。(それか全く使わないか)
これで通信コストやストレージの大幅な削減になり、データ管理もやりやすくなるはずです。
2:解像度の少ないカメラ(StageCameraHD)を使う
次にカメラアプリについて。最初から入ってるiPhoneの標準カメラ(アプリ)は、解像度が高すぎる。アレは4Kとか大画面TVで表示する用。スマホの画面の何十倍…
解像度が無駄に高すぎる事は、それだけ盛大にストレージ容量・写真投稿時の通信コストを圧迫します。これにiCloudまでONになってたら目も宛てられない。無駄が恐ろしすぎる。
。。。初期(莫大な解像度)のカメラを使う必要があるのは、それこそプロのカメラマンの本番撮影用か、写真の印刷を想定するときのみです。
SNS投稿とか、写真をスマホやノートPCで閲覧する程度なら、解像度は1920*1080サイズで充分すぎるほどに事足ります。
が。。。iPhone標準のカメラはあろうことか、デタラメに高い解像度設定から抜け出せない仕様だ。
まぁ大画面ですら誤魔化しの効かない画質の良さは、カメラが収集する個人情報の精度を高めたり、デバイスを通じて監視するにはモッテコイであります。
すばらしい技術ですね、iCloudで情報筒抜け。莫大な通信コストはユーザーに押し付ければ良いし。ユーザーにはデメリットの方が高く付きます。
ということで、普段遣いのカメラアプリを変えましょ。AppStoreから別のカメラ(StageCameraHD)を入手してください。iCloud設定に継ぐ最優先事項です。

⇒ StageCameraHD 詳細
アプリは新しくAppStoreを起動してから入手してください。
無事にStageCameraHDを入手したら、StageCameraHDアプリ起動時に左上の数字をタップしてカメラ解像度を変えることができます。(例:3264⇒1280)
写真のデータ容量がこの設定で、標準カメラと比べて1/6から1/10くらいのサイズに、驚くほど激減します。
普段遣いのカメラはこれでいきましょ(' '*)
撮影5回に1回広告入りますが、機内モードで撮影すれば非表示にできる。
必要に応じて標準カメラ(本番or印刷想定用)とStageCameraHD(普段遣い用)を、使いこなしてみてください。
参考 ⇒ iPhoneカメラの解像度を変更する方法
3:位置情報はOFFを基本とする
位置情報は、常に電波での通信やりとりが続くため影響が強くでます(ユーザーの負担になるという意味で) ONにするのは地図を見て目的地を探す時くらい。それ以外では使うことを推奨しない機能です。 なので普段は、位置情報に関する機能を全てOFFすることを勧めます。位置情報については「設定」⇒「プライバシー」⇒「位置情報」で変更できます
位置情報の機能は元をOFFにし、またONにしたときでもアプリ毎に位置情報を利用しない設定にできたりするので、ほぼ全てのアプリで「使わない」を基本にするといいです。必要なのはマップを起動するときくらいでしょう。
iPhoneを「探す」をオフにする
関連して、アップル製品にはこの端末を「探す」機能がついてきます。これは万一iPhoneを失くしたときに、自分のMacやiPadなどから場所を特定できるものですが、悪用されると他のデバイスから自分の居場所を特定される危険性を持ちます。それが無くとも位置情報の送受信は負担が大きいので「オフ」にしておきたい。失くす、、、ってよっぽどなので。失くした経験が付きまとう人で無い限り、探す機能は切って問題ない。OFFで
iPhoneの「設定」⇒「名前」の欄をタップ⇒「探す」でONとOFFを変更できます
4:Appのバックグラウンド更新をOFFにする
アプリの自動更新をオフにする。アプリって、たくさん入れれば入れるほど端末の動作が重たくなってしまいますが、この自動更新は特に負担です。 常にアプリ毎に新しいバージョンのチェックを行うのは、よっぽど愛用するアプリでない限り無駄が多すぎる。その為、使わないアプリは即刻削除することを推奨しますが、手始めに自動更新をOFFにしてしまいましょう。 それぞれのアプリ毎に自動更新するかどうかの設定もできます。使いやすいように。
iPhoneの「設定」⇒「一般」⇒「Appのバックグラウンド更新」の画面で、自動更新をOFFに切り替えできます
5:不必要なアプリを削除する
ホーム画面でアプリのアイコンを長押ししてると、ブルブル震えだします。このときアイコンの×印を押すことで、アプリのアンインストール(削除)ができます。「株価」とか、要らんでしょ? 他にも全く使わない「Watch」とかコレ何??みたいなアイコンが沢山在ると思うんですよ。そういうの、とりあえずアンインストールして問題ないでしょう。
連絡先とか、メッセージとか、メールとか、サファリとか。電話とか。 最低限必要なものを除いて、「使わない」と判断したものはとりあえずアンインストールしてみると良いと思います。 だーーーいぶ画面がスッキリして軽くなる。すばらしいiPhoneとなるでしょう。
6:設定⇒スクリーンタイムをOFFに
スクリーンタイムは、iPhoneの使用状況を逐一レポートしている。個人情報を読まれる危険性が在るのでOFFで。
7:設定⇒一般⇒AirDrop、HandoffをOFFに
端末間でデータのやり取りするときの機能。常時は要らないものです。余計な電波はカットすべきなので使わない時はOFF(受信しない)の設定で。
iOSの自動アップデートを無効にする
iOSは近年iCloudでユーザーを雁字搦めにするようなえげつないアップデートを繰り返しております。 自動アップデートをONにしてたら、今後何されるか分かったもんじゃない。 今後のAppleの動向には警戒すべきなので、この時点でOFFを推奨しておきます。iPhoneの「設定」⇒「一般」⇒「ソフトウェアアップデート」の画面で、OFF(ダウンロードしない)にできます
AppleIDからサインアウトする
これらの操作を終えて、もしiCloudを完全に断ち切ってしまえた方は、最後の一手。一通り必要なアプリを入れて設定を終えた後、Appleからサインアウトしておくとよろしいです。
開発元に対するセキュリティが強まります。
A社は、信用すべき開発元ではなくなった。という意思表示になります。
ユーザーの心がけが大事です。スマホを使う以上、開発元に情報を抜き取られていることを想定して使うべきでしょう。