音の波形(コード)

単一のスペクトルに、別のスペクトルを重ねる事で独特の波形が生まれます。
同じ周波数の音でも、波形によって様々な特性の違いが出てきてます。
音楽の世界では別の言葉で「コード」に相当。
云うならば基になる一音を、別の音で多種多様に変化させているようなものです。


音を重ねるのに制限は在りませんが、どのような音を重ねればどう変化するのか。
此処では大きく、9通りの重ね合わせ方を挙げてみます。(他にもあります)


ピアノの1オクターブの鍵盤、それぞれに0〜12の番号を振り、基音を0とする。

「メジャー」(0,4,7)では、C(ド)の音を基音として「ド、ミ、ソ」
鍵盤で見ると分かりやすい、ドから右に4つ目と7つ目の音を押さえた形です。
サンプル音源は全て低音のC(ド)を基音にしてます。

またコードを同時に鳴らす他に、アルペジオで鳴らして流れを作ることも出来ます。


(0、4、7)メジャー  (音は明るい感じ)

(0、3、7)mマイナー (やや暗い音)

(−2、4、7)7セブン (相殺で濁ります。重たい)

(0、5、7)sus4サスフォー (少し浮遊感)

(−1、4、7)M7メジャーセブン (基音を1つ下げた重ね方)

(0、3、6)m7-5マイナーセブンフラットファイブ(0と6で濁ります)

(0、4、8)augオーギュメント  (不安定感が残る)

(0、2、7)add9アドナインス  (こちらは低音域で安定)

(0、4、9)6シックス  (広がりを感じる)



このような感じでしょうか。
ちなみに実際に音を鳴らしてみないと、言葉だけでは特性が分かりづらいです。


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