音のスペクトル

今回は音の要素(スペクトル)の一つ、振動数について説明します。


振動数とは音の高低に関係するものです。
振動数が減少すれば波長は自ずと長くなり、音は低い方へ変化していきます。

光の色(明暗を意識しない)で例えるならば。
最も波長の長いが一番低い音と云えるでしょう。
これは一般的に「ド」の音に置き換えられることが多いです。


反対に振動数が上がれば波長が短くなり、高い音になっていきます。
光の世界では、紫外線が目に見える最も波長の短い音です。
これは一般的に「シ」の色として捉えられている要因になります。

音と色の相対関係は、
ド レ ミ ファ ソ ラ シ
赤 橙 黄 緑  青 藍 紫

7つのチャクラに対応する音色もこのようになっていますね。

色の解釈の仕方は人それぞれなので、感じたままに受け止めて大丈夫。
ただ、このような知識が音階選びの参考になると思います。



前回、音の影響は基本的に消えることがないと挙げました。
けれどもこのように音階に対応する色を知れば、振動を相殺することが可能だと思われます。


色彩について学んでる方なら分かるかもしれません。
色を大きく12の色相で分けることにします。もちろん、これは後で音に置き換えます。
この時、色相の環のお互いが反対側に位置する色同士を掛け合わせると。
たちまち色彩が無くなってしまうのですよ。
具体的には赤と緑の組み合わせ(グレーに鳴る)

色彩で云えば補色の関係。
音であれば不協和音になると云えます。

例えばドの音とファ#の音。レの音とソ#の音など。


1オクターブが12に分かれた音階では。
鍵盤がつ離れた音同士は、お互いが消滅し合います。

言葉で考えれば、それらは反対の意味合いです。
意識レベルで、音の影響を消すことが可能。



ただ面白いことに、捕色となる組み合わせに境界線を引くと...
素晴らしいほど、お互いが引立つ関係になってしまいます。

曲を描く上で転調を行う利点は此処に有るかもしれませんね。


→次のページへ