Kontakt音源の読み込みを速くする設定

(2019.12.09執筆)


初めてKontakt音源に触れてみた感想。演奏される音のクオリティすばらしい。反面、読み込みが遅い!
作りかけの曲プロジェクトファイルを開く度に、じーっと読み込まれるのを待つこと数分...(' '*)
これがプロの制作環境なんだな〜と、感慨に深けるのでした。謎。

プリロード最小6Kb

Kontaktはサンプラーとして音が素晴らしい反面、遅い。重い。メモリ消費も莫大。
これをどうにかできないのか? ということで色々調べた結果、いくつか方法がありましたのでメモしておきます。

読み込み時間を短くするいくつかの設定

  • 音源のプリロードサイズを最小単位にする
  • パージAll Samples後にプロジェクト(テンプレート)を保存する
  • Batch re-save機能を活用する

音源のプリロードサイズを最小単位にする

まずはプリロードするファイルサイズについて。デフォルトで60kbの設定になってます。
これ、たぶん昔の読み込みが遅いHDDに合わせてかなり余裕を持った大きさになってるのだと思う。

しかし最近のストレージはSSDに変わり、SSDの最初期でもストレージからの読み込み速度がかなりの速度。 たぶん、このプリロードに関してはそこまで容量が必要なさげです。 ストレージがSSDであれば、最小の6Kbの設定が標準でベストかと思われます。

プリロード最小6Kb

プロジェクトのトラック数が重なって一度の再生サンプル音が多くなり、読み込む速度が追いつかなかったり音が飛んだりする場合は適時増やします。 ひとまず6Kbで様子見て、試してみてください。

(音飛びのない)ちょうどいい値は、CPUの性能や同時に立ち上げるソフトの負担にも関係します。
目安。DAWとKontaktのみの構成で、第7世代ノートCPU全開(2.8Gb/s × 2コア)で最小単位の6kb〜12kbでOK。
普段使いのCPU省電力モード(たぶん0.8Gb/s)で、30kbのプリロードがちょうどいい感じでした。

1サンプルに対するプリロードサイズを削ると、読み込むのに必要な総ファイルサイズが減るのでロードが早くなります。メモリ消費も減って良い感じです。

パージAll Samples後にプロジェクト(テンプレート)を保存する

Kontakt音源は、初回読み込み時に全てのサンプル音をプリロードするようになってます。しかし、実際に曲中で鳴らすのはその中の一部だけ。むしろ大部分がオーバーロード。読み込み時間のムダが発生してます

なので、音源を立ち上げたら真っ先に「Purge All Samples」です!

kontakt パージAllSamples

これで読み込まれる全てのサンプル(プリロード)がメモリから解放され、次回プロジェクト(テンプレート)を立ち上げる際に、余計なロード時間がかからずに済みます。
Kontakt音源のプリセットや、プロジェクトテンプレート作成時は、Purge All Samplesを行った後に保存すると良いと思います。

Purge All Samples後に最初に再生する音は、必要なサンプル音を読み込みながら音を鳴らすので、初回は微妙に音が飛んだりするかもしれません。 ただし2回め以降は必要なサンプルだけ予めプリロードされた状態になるので、メモリ消費が必要最低限で済みます。

Batch re-save機能を活用する

これはちょと試してみた感覚がわかんないのですが、Batch re-save機能を使うとロードが早くなるという情報があります。 サンプルのファイルパスが最短で読み込めるようになるとかなんとか。

参考
KontaktのBatch Resave機能をすごく詳しく解説〜メリットと注意点
Kontakt : ロード時間の短縮(makou's peephole)


この機能を使う時はいくつか注意事項もあるようなので合わせてご確認ください。

  • Kontaktの5と6を併用する場合、6でBatch re-saveするとKontakt5で使えなくなる
  • サンプルが欠けた状態でBatch re-saveすると元に戻せない
  • 万一を考えて、実行の前に音源バックアップをとっておくと安心


私は、Komplete12を導入して即実行する段階なので、何の問題もなく...いや、たぶんKompleteのコンテンツを全てアクティベートしてから実行したほうがいいかな。

とりあえずやってみました。


kontakt バッチresave

Kontaktの画面上部にあるフロッピーアイコンを押すと、Batch re-saveという項目があります。 選択すると、確認ダイアログが出てくる。うん、問題ないので実行します。


kontakt atch re-save2

音源コンテンツのあるフォルダを指定します。このときコンテンツフォルダをまとめて指定すると高確率でKontaktが爆発するので、面倒でも音源一個ずつのフォルダを指定してあげたほうが良いです。何の問題もなくスムーズに完了です。

まとめ

以上の3点で、重たかったKontaktの読み込みが何となく早くなった気もします。
目に見えて効果のあったPre-Loadの最小化とPurge機能。比べて、Batch re-saveは他社製のKontakt音源だと効果高いのかな? Batchの方は私の環境下ではよく解りませんでした。

ただし、Kontaktプラグインそのもののロード時間は短縮できないので、最低でも10秒くらいはかかってしまう覚悟のようです。 ん、いや。これはOS側でいい方法があったような。。。ま、余力があれば今後も色々試してみます。とりあえず簡単にできるKontakt読み込み高速化3点でした。