世界樹の成り立ち

世界樹の成り立ち

その世界の中心にある。樹。
その世界の、全ての情報を内包する、樹。

 
以前、こんな記事を書きました

世界の縮図

 
少し考えたら、
自分たちの土地にも、世界樹に相当するものが存在することになる。
ということに気づきます。

 
 
世界樹の役割は?
全てを、世界の全ての中心を司る役割。
地上の死者の魂を、新しい生命に還元する役割。

死と生が1本の樹に。輪廻転生、その記憶の全てを宿していく。
だから中心。世界樹は、地上全ての死を司る墓標、同時に生命の木。

 

そういえば桜の木の下には死体が埋まってるって話。
あれは、死者の骨の記憶が、桜の木に養分として宿されることでもある、
 
 
自分たちの住む土地も、一つの小さな世界なる。
ここに世界樹に相当する木が、生まれているのに気づく。
最初は、死者を弔う墓標として。土地の中心に樹を植えたんだ。

 
参考 ⇒ 死者の声を聞くのは誰?

 
 
先祖代々の骨が、土地の要に埋まっている。
その上に、1本の木が立っていた。
その木こそが、小さな世界樹のようだった。

何の木?

杉?
それとも桜?
梅?
柿?
びわかな?
どんぐり?
みかん…
それとも林檎?

 
たぶん。各家の好みや土地柄によって
色んな樹に変わってくると思う。。

 
自分たちの土地、そこに宿る小さな世界の中心、樹、ご神木。
ご神木は、先祖代々の骨を養分とし、記憶を宿し、小さな地上の全ての生命を循環させる

 
最初、自分が土地の設計図を作る時、中心にパワーストーンを置こうと思ってた。
だけど、それよりも、もっともっと大切な存在があるのに気づいた。

墓地に眠る、先祖代々のお骨たち。
その方たちを、本当の意味で、輪廻転生の輪に還してあげる。
彼らの記憶を引き継ぐ。自分の家に、持って帰る。

 
その上にご神木。
その樹を通して、死者の声を聴き、生前の記憶を受け継ぎ、
新たな生命の灯火を、また地上に還元していく。

小さな世界樹は、自分たちの土地の中心に根付く。
その土地の代々の記憶を蓄積していく。

その家では、礼拝や墓参りに代わるものとして、
皆、自分たちの「小さな世界樹」に祈りを捧げていた。
まるでメッカに祈るように。

 
死者の声を聞き
死者の想いを授かる
世界樹の樹が導いてくれる。
 
次に生まれる時も、
世界樹が、記憶を導いてくれる。

 
小さな世界樹を通して、前世の記憶、祖先の記憶。
以前よりも鮮明に引き継がれていくような気がする。


“世界樹の成り立ち” への2件のフィードバック

  1. […] 生命の木、という意味で以前もう一つのブログに記事を書いた。 ⇒ http://timelessberry.com/blog/646 […]

  2. […] ⇒ 世界樹の成り立ち […]

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