ちゅん、じゅいー、ちちち♪ 鳥さんが唄ってる。 一斉に響き渡るさえずりは大地を通じて 耳に清らかな光が注がれていく。 身体を起こしてみれば、その小鳥は直ぐ側の窓辺を突いて呼びかけていた。 「ちゅん! じゅいー。」バサバサばさ... あ、小鳥さん何処かに飛び立っていった。 ことりまま、眠い眼をこすって外に出てみることにします。 扉を開ける... 朝の輝かしい光が差し込んでくる、朝なんだ。。 澄んだ空気が冷たく肌に染み渡った。 山々は、見事な樹氷の雪化粧を彩る。圧巻だ。。。