この書斎では、過去に綴られた記録の数々が、幾層にも重なって眠っている。 これらの記録は、時空を隔てることで何時でも内容を読みとることができる。 どんなに時代を経ても、身体が遠くに離れても、未来永劫あらゆる存在との繋がりを覚えていることだろう。 記された無数の物語は、今も紡がれ続けているのだ。 各々の魂と肉体に、流れる水に、この大地に、そして星の瞬きに。