創造するということ(3)-想いのカタチが創造の種-

想いのカタチが創造の種


人は想像したものを創造する。
その創造がどれほどのものか、そこに込めた想いが全て。

人は何を目指し、それを創造したのだろう?
それを作品に見ることが出来る。


作品には、物語が宿っている。
創造に至るまでのエピソードが。
創造主が何を感じ取って、それを表現したのか。

創造物が美と輝きにあふれる時。
その創造した人もまた、美と輝きを感じる場所に居たんだ。想像の中で。

皆と同じ現実世界にいながら、その人は道端の小さな花にすら感動していた。
多くの人が気づかず通り過ぎていった美しい光景を、その人は立ち止まって感じていたんだ。


感じる心。
小さな喜びを感じる心。
ありふれた世界で、一際美しい光景を感じている心。

そこへ目が行くところ。
風のメッセージに耳が傾いているところ。


その人が創造する時、私たちはその人の目線を通して、宇宙を見ることが出来る。

皆、美しいものをその目に留めていたいから、
そんな作品が、純粋に心を揺り動かし、いつまでも記憶に残ろうとする。


美しいもの。


理屈無き、美しい場所。
ラクエンノキオク。

私たちの記憶に残り続けるもの。


過去、自分は何を見て、何を想って作品を綴ってきただろうか・・・
と、ふと考える。

私は、私の望む世界を書き綴っていこうとしていた。
だから、それをカタチに遺したくて、細部にわたって再現しようと集中するんだ。
あのときの心動かされた想いを、私の作品として。


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