0能力の根源

れいのうりょく、とでも言いますか(o _ o。)
巷でよく言うアレ。

あれの根源とは、何もない、0。つまり空っぽの器だということ。
何もないからこそ、ありのままをクリアに見れる。透明な水、水晶のように。

 
何もない、それ自体が実態を持たないものを視る時、
例えば、音、波、振動、想い

読み取るには、スクリーンを必要とする。
そのスクリーンに自らなれるのは、最初に何もない白紙、何もないがあるからこそ、
透明な水晶のように、静寂な湖に映る空のように、存在を映し出す

0能力
 

死者の声を厳密に理解しきれることは、おそらくない。
分かろうとすること、想像すること、それが聴く聴く聴くにつながる。
世の中が作った如何なる常識にも囚われず、思い込みにも囚われず

純粋な子供の目線で、自然や動物たち、植物たちの目線で考える。
少しずつ情報が見えてくるようになる。

 
では、死した存在の霊魂が目の前に現れたとする。

死者の霊が怖いのは、きっとその正体が分からないから。
分かってしまえば、それは正体不明の霊じゃなくなる。遺志、言葉になる。
残された想いというものになる。

 
その根源を理解しようとするなら、
正体を確かめるなら、生前の名前を呼び覚ますこと。
その両親のこと、生まれた場所、好きだったもの。

その存在が、何を想って生きていたか。生前に何を成し遂げたかったか。
一心に耳を傾ける。

 
0能力の根源は、最初に何もないということ。
何もないからこそ知ろうとする想いが、存在を理解する原動力になる。

方法は、死者に直に語りかけるだけじゃない。
もし、生前の彼(彼女)を知ってる友人、知人、両親、子供、家族が生きていれば、
その方々から直にお話を伺うことが出来る。

 

 
そして「理解した」という思いは、0能力で得た情報を一旦イメージで形にし
次の、物質的な干渉をするステージに入る。

何もない0の状態から、情報を得て1とした時。
その情報を、自分というフィルターを通して再現できるようになる。
思いを響かせる、共鳴する、食べる、宿らせる、あなたの遺志は受け継いだ。

あなたの存在は私となり、あなたの力は私の一部。
その代わり、あなたの生前の想いを叶えよう。

無念の思いを受け継ぐ。
生前の願いを叶えてあげる。

さすれば、安らかに。安らかに眠れ。

 
昇華、生まれ変わりの儀。
お骨は土に埋めることで、お骨を輪廻の輪に還して。
その遺志は、次なる肉体に受け継がれていく