パワースポットの神社って

取材のために訪れた場所。神社。
橋。がたんがたん。

海の風。に混ざって、

しーの音。
シオン。紫苑。

そこでは海からの気流を、留める岩が祀られていた。
パワースポットの本体は岩だった。

シオン。の響き

 

でも、最初は真夜中に出向いたから
周りの様子はよくわからなかった。

代わりに、海からの風がびゅーびゅー吹いていた。

しーの音。

鳥居が取り込む。
取り込んだ先には神社の本殿。
その奥には祀られた大きな岩

もともとそこには神社は無かった。
立派な木と、岩があっただけ。
海の音を聞いて、木は岩戸を開く。

神社は何もありがたくない。
鳥居も必要ない。寧ろ邪魔。

有難いのは木であり岩。
力があるのは、木であり岩。

神社は何もない。
ただの偶像に近くて。
どこかの教典でも書いてあった、
偶像を崇めるな。の言葉。

人々が参拝してるのはあれに近い。

パワースポットと呼ばれる場所の多くは。
ホントのスポットだろうけども、スポットの焦点を建物にずらしている。

木を見たら、心の底でそのように感じた。
きっと常識とかなくして、まっさらな目で見たら。
誰もがそう感じると思う。

そもそも・・・

ご神木に「神社」を支える釘を打ち付けるなんて、
それを見た時は目を疑いました。
なんて罰当たりなんだろうと。。

これが神に通じる者達の行い?

 
全てのパワースポットがそうじゃないとは思うけど。
よくよく観察してみると、殆どの神社はそうかもしれない。
ホントに力を持ってるのは自然の姿なのに

まるで虎の威を借りる狐。
だから神社にはお稲荷さんが祭ってあるのかい?

私自身はそう感じた。

 

本物が目の前にあるのに気がついた。
本当に願いを叶えてくれるのは、樹であり岩。