死を糧に生きる

構築物。墓標。命なき物。

どうせいつかは崩れ去るんだ。
壊れるの、早いか遅いかの違いでしかない。
私は躊躇わずに取り去るだろう。

底に眠った土地の記憶を、復活させるんだ。
生きた作物が再生を重ね、より美味しくなってく方が断然良い。

 
死者は、生者のために存在する。バイパスをつなぐ。
先達の死を糧に、生は充実していく。


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