お金のマジック

ただの紙切れに、類まれな印刷技術を用いて刷られたお札。
いろんな箇所に凝った装飾や紋様が施されていて、それぞれに個体番号が振られている。
個体認識番号以外、全部同じ紙切れ。それが全国に散らばり、皆がその価値を認め、モノの売り買いに使われる。

お札の紋様って、木の年輪みたいに、バーコードみたいに、あれ自体が一定のデータを示すもの。
同じデータ端末を大衆全員に握らせている。おとおとおと。同じ音。同じ価値観。

で、お札にはいろいろ装飾がある。
あの中に、何かしらの意図的な効能のオトを施していたらどうか。

例えば、バーコード語で「遠視」という装飾をお札に施したら?
日本全国の人々の感情や動向を読み取るバーコードがあの中に印刷されていたとしたら?
それが、お金を刷った人のもとに流れてくるとすれば?

そして、お金と同じ文様の「コードの原版」を通し、その上に何かを被せて、お金をもつ民衆の動向を少しだけ錯覚させられるとしたら?
えっとそうそう、経済の動向を操作。デフレだよ。インフレだよ。そんな感じのニュアンスをお札のコードで発信できるとしたら?

 
お札にはたくさんの目がある。
人物だけじゃなくて、紋様の中にもたくさんの目。
数々の紋様の魔法陣で取り囲んで、かこめかこめ。

PCのデータってどんな形になってるかというと
0101010101010101010101010101010101010101010101010101010101

0と1で語られる模様。それが絵とか図とかで表されてる。
お札もあの装飾自体が何かのデータ端末で、同じものを握らされているふうな。

 

ということをあれこれ考えてるうちに、面白い遊びを見つけました。

こんなお札の精巧で素晴らしい図柄に、一点の針の穴ほどの黒点を。意図的に。
自分のもってるおふだ全部に施す。ささやかにささやかに。ほら、自分の経由したおふだの印♪
帰ってきたら直ぐ分かるからね。

個体識別番号以外の、何らかの、一点のバグが、おふだに仕込まれることになる。
自分の経由したおふだの数だけ、一点のバグが全国をめぐる。

一点に意志を込める。「価値の塗替え」
そうすれば、1千円が1万円の価値になったり
1万円が1円の価値になったりするのではなかろうか?

1000って、0を一個足すだけで10000だし
10000だって、反転させるだけで1になる。

なんて簡単な数字あそびなんだろう。

 

大多数の人が、自分で価値を創造することを思い出すだけでいい。
たぶん彼らは、既にあるものに依存するうちに、自分で何でも描けることを忘れてしまっていたのだろう。
それによる弊害は色々あるだろうけど、お金の件もわりと同じ。

永らくお金の価値が書き換えられることはなかった。

でも、皆が1点だけでも描くことを思い出せば。
世の価値観など、簡単に塗り替えてしまいかねないじゃないか。


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