お話は想念、文字は形
言葉は、言った側から彼方へと流れていってしまう。
言葉を発した瞬間から、その場に留まること無く流れていく。
まるで水みたいに、時の流れといっしょに、するすると流れてく。
その一瞬の感情のゆらぎが、伝えたいことと一緒に。
相手の耳に届いて消えていった。
気づいた時には既に形がない。
言った言葉は取り戻せない。
なんて扱いが難しいんだろうと思う。
感情や直感に任せて、何かを口走っていたら、その一瞬一瞬のゆらぎに揺られて、自分が何を言ったのか分からなくなる時もある。
たぶん、話すということに慣れていないせいだと思う。
順序立てて言葉の意味を組み立てて、話そうとすると。
思考回路がいっぱいいっぱいだ。
そんな膨大な量の記録を、頭に思い描くことなど出来ない。
文字なら違うけどね。
記憶は紙がしてくれる、テキストファイルがしてくれる。
パーツをてきと〜に転がしておいて
後で好きな様に組み立てられるからさ。
こっちのほうが、構築者としては便利がい〜んだよね(‘ ‘*)
話が饒舌な人ってスゴイよね。
思考回路どーなってんだろう?
もう既に話しの設計図が、頭のなかに組み立てられてるんだろうか。
その設計図に、周りの状況を見て言葉を当てはめてってるだけなのだろうか。
膨大な量の言葉を、頭のなかで思い描いて、その場にあった話を出来る人。
いみがわからん、すげーな。そんなの記憶できるの?
その話題は、いったい何処からでてそーなるんだい?
と、聞いてみたくなった。ある日の午後でした。
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