浮ついた心では何も見えない

何もしない、石のようにただ其処にある。
何もない、心は穏やかに、静かに波打つ。

ゆらぎが、ゆったりとしたリズムで流れる時
音がよく聞こえる。

より鮮明に、クリアに、ただ静かに眺めている。

 
感情が動いた途端に、波はノイズをまとって
周りの音は聞こえなくなる、立ち消えてしまう。

目の前の音しか聞こえなくなる。

 

入ってくる情報が少なくなる。
そうではない、望みを大きく持つのなら

冷静に、冷静に(‘ ‘*)

 
全てを記録する器であるのは
それは石のような静寂。

石は記憶する。石の響きと共鳴する、その姿を。自分とするのだ。

 

石は多くの情報をその振動の内に宿している。
過去の層を溯って、痕跡を読み解けば、

古代の記憶を復活させることなど造作も無い。


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