夢から醒める時

人は夢のなかで生きていると誰かが言ってた。

それは唯一絶対の円が、ほんとうはただの夢だったってことなんだろうか。

みんな自分自身の円を持ってるし、その円は何にも囚われず、自由な姿を映し出すことができる。

もっと自由に、自分の好きな形で、自分が思い描く形で、理想の世界が、自分自身の円で再現できるの。

 

近代の壁は壊れつつあるみたい。
その隙間から永らく眠っていた領域が、域を吹替し始めたもの。

ごらん、一部の企業が独占する情報は、
自分たちの都合のいい用に、舞台のセッティングを整えた形で
皆のイメージの中に一方的に発信してたんだ。

法律で囲い
流行の音楽を流し
報道するニュースを選りすぐり

 

半強制的に、国民を唯一絶対の円に参加させていた。

だって、法律は知らなければ、その人には存在しないもの。
流行の音楽は、聞かなければ、その人には流行じゃないもの。
報道するニュースも知らなければ、その人にはなかったも同じ。

 

本当だったら、唯一絶対の円なんてバカバカしくて
殆どの人が見向きもしなかったと思うよ。

けれど、円の外にある領域を、唯一絶対の支配者が認めなかったんだね。
色んな手を使って、そんな不確定なものを潰し続けてきたんだね。

 

唯一絶対の円よ。
その円を司る唯一絶対の神よ。

あなたは、。
そうあなたは、。

壁を作った時点で、すでに息絶えてしまっていた…

だって、コレ以上広がりようがないもの。
縮小していく一方。

消えるのは時間の問題なの。

 

参加者は夢から覚めた後、各々の円の中心に戻っていくんだね。

そしてまた自由で楽しい領域が、少しずつ広がっていくんだね。

 

。。。

それにしてもこのお話、

わざわざ物語に記録する価値ってあるんだろうか。

儚くも悲しい夢物語というか、なんか読んでて間抜けに感じる。


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