27になった

27になったとき、うちは凄腕のマジシャンになってる。
そう、そんなふうに呪文を唱えたのは些か数ヶ月前でした。

そう、おまじない。時の数列を行ったり来たり出来るそんなようなものです。
ある種、時間差を伴うものなんですね。スペル自体が。
物事の自然な形。云わば過去を読み取るのもだし、未来に繋げる力も其れだし。
 

ふい、で。
27って言う数字、人間の躰が一番いい年齢と云える時なの。きっと。
経験と知識と生命力と、きっとバランスがいいんでしょうねー。
うち、このときを目途に。時間差数列の狭間に迷い込んでしまうそうです。


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